知事コラム
(令和元年8月9日配信分「北海道が世界に誇る「旭川家具」」)
皆さんこんにちは。
地域の皆さんとの対話や、地域の特色ある取組の発信を行うため、先月からスタートした「スクラムトーク」と「なおみちカフェ」。今週は、中標津町と旭川市で行ってきました。
4日は、中標津町で「スクラムトーク」です。根室管内の町長の皆様や、農協や漁協、商工会などでイベントの開催や特産品の開発など、まちおこしに熱心に取り組まれている若手の皆様とお会いし、お話を伺いました。
活動の際に、異なる業種や地元以外の方と連携して取り組めれば、もっと良くなるのではないかといった現場の意見を伺うことができました。環境の違う人が出会うと、色々な化学反応が起き、新しい発想が生まれるのではないかと私も思います。様々な分野で地域を引っ張る若手リーダーの皆さんを、私を含め、もっともっと結びつけ、大きな力にしていくことが重要で、こうした取組を加速させていきたいと思います。
6日は、「なおみちカフェ」です。北海道遺産にも認定されている「旭川家具」のメーカーで、長い歴史を経て、優れた技術を受け継ぐカンディハウスさんを訪問し、道産木材を積極的に使用する「ここの木の家具・北海道プロジェクト」の家具づくりや、海外での販売状況などについてお話を伺いました。
展示場や工場なども見学させていただき、洗練されたデザインと使い心地の良さを兼ね備えた家具には、ものづくりへの努力と挑戦を続けられている職人の皆様の技術の高さを感じました。これまで、社員の方の中から、若手職人の登竜門と言われる「技能五輪国際大会」の日本代表選手を輩出され、大会で受賞された方もいらっしゃるとのことでした。
森林資源をはじめ北海道の多様な資源を活かし、世界に発信していくことが重要であると考えている私としては、「世界に誇る北海道の資源を、私も先頭に立って発信していきたい。」とお話しました。
そして、いよいよ来年、旭川では「北の森づくり専門学院」が開校します。本道の林業や木材産業を担う知識と技術をもった人材が育っていくことを期待しています。
今回貴重なお話を伺わせていただいた皆さん、本当にありがとうございました。