知事コラム
(令和元年6月7日配信分「一日も早い北方領土問題の解決を」)
本日、千島歯舞諸島居住者連盟の脇理事長、地元・根室管内の首長や国会議員の皆様とともに総理大臣官邸を訪れ、安倍総理大臣と宮腰沖縄北方担当大臣に、北方領土問題の解決に向けた要望を行ってきました。
戦後から73年以上経過し、元島民の6割、1万1千人を超える多くの方々が、望郷の思いを抱えたままお亡くなりになり、ご存命の方々の平均年齢も84歳を超えています。
元島民の皆様、そして地元関係者の皆様のお話を伺うと、この問題の解決は、一刻の猶予も許されない。その思いを強くいたします。
改めて本日、総理には、プーチン大統領との信頼関係のもと、精力的に外交交渉に取り組んでいただいていることに感謝を申し上げ、その上で一緒に要望に伺った方々とともに、領土問題の解決を願う元島民の皆様と私たちの思いをお伝えし、今月末の首脳会談での具体的な進展を強く要望しました。
私としては、この問題の解決に向けた世論の喚起を図り、そしてロシアとの地域間交流の拡大に努め、外交交渉を後押ししてまいります。
道民の皆様におかれても、領土問題の一日も早い解決に向け、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いします。