知事コラム230622

6月22日:地域の発展に力を合わせて

 今年の9月11日から14日にかけて、体験型観光の国際イベント「アドベンチャートラベル・ワールドサミット2023」が、アジアで初めて、北海道を舞台に開催されます。
 6月6日に開催した実行委員会の総会では、情報発信やアドベンチャートラベルのツアーづくりなど、各団体の取組が報告されるととともに、総会後には、広報や資金面など様々な形で協賛をいただいているトップパートナー企業17社を発表させていただきました。今後も多くの企業の皆様にご参加いただきたいと思います。
 世界的な観光需要の回復の波を確実に捉え、本道観光のさらなる高付加価値化を図るため、欧米を中心に市場規模70兆円を超えると言われるアドベンチャートラベルという旅のかたちを道内に定着させていくことは、本道観光の復活と飛躍に向けて大変重要です。
 道では、サミットの開催をきっかけに、アドベンチャートラベルに対応した新たなガイド制度の導入や人材の確保などの取組を加速していきます。
 
 6月9日には、東京大学大学院情報理工学系研究科の江﨑浩教授の北海道顧問就任式を行いました。
 道では、「ゼロカーボン北海道」をはじめ、再エネを活用したデータセンターとデジタル関連企業、人材の集積を目指す「北海道データセンターパーク」などのさらなる推進のため、情報ネットワークがご専門で資源エネルギー庁の調査会の委員でもあり、エネルギーとデジタルの両方の分野に深い見識をお持ちである江﨑教授に顧問の就任をお願いしました。
 当日は、江﨑教授から、全国随一のポテンシャルを有する北海道の可能性について、エネルギーとデジタルの双方の視点からご講演をいただきました。
 江﨑教授には、今後とも、道はもとより、市町村や事業者の方々にも幅広い観点からご助言をいただきながら、デジタル化や脱炭素化の取組を進めていきます。

 2期目がスタートしてから、初の地域訪問として、今週19日から20日にかけて、利尻富士町、利尻町、礼文町を訪問し、全国から島に留学中の高校生との懇談や昆布干し、ウニ採りの作業体験などを行いました。訪問の様子は、私のFacebookはもちろん、新しく「なおみちカフェnote179」を開設し、詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。これからも積極的に地域にお伺いしていきます。

 本日から、道議会第2回定例会が開会しました。2期目の公約として掲げた基本政策を実行に移すための予算をはじめ、道政上の重要課題について議論を積み重ねてまいります。

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