日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震
日本海溝及び千島海溝沿いでは、数百年に一度、巨大地震が発生し、太平洋沿岸で大きな津波が発生しています。
内閣府では、最大クラスの地震・津波を想定し、防災対策を検討していくため、2021年12月、巨大地震の被害想定を公表しました。
被害想定では、避難が遅れる「冬季の深夜」に巨大地震が発生した場合、道内の死者数は最大13万7,000人に上ると推計する一方、津波からの迅速な避難や、避難の呼びかけ、津波避難ビル・タワーの活用・整備などの対策を講じることにより、死者数を約8割減らすことができるとされています。
(図)最大クラスの地震・津波を発生させる断層モデル
地震・津波から命を守る
こうした被害想定により被害の全体像を明らかにすることで、起こり得る事象を一人一人が自分のこととして冷静に受け止め、最大クラスの災害から「命を守る」ために必要な防災対策に取り組むことが大変重要です。
1.日頃からの備え
- 家具の固定
- 避難場所や高台の位置、避難ルートの確認
- 配慮の必要な方の避難方法を決めておく
冬季を想定した準備
防寒具、カイロ、毛布、タオル、衣類など
2.グラッときたら(緊急地震速報が出たら)
- 机の下にもぐる
- あわてて外に飛び出さない
- 火を止めるのは揺れがおさまってから
3.津波が来る前に避難する
- 高台など安全な場所に率先して避難する
- 海や川を見に行かない
・冬季は防寒対策を忘れずに
動画「地震と津波に対して備える」
【問い合わせ先】総務部危機対策課 電話番号011-206-7859