「観光立国北海道」の再構築に向けて取り組みを進めます。
新型コロナウイルス感染症により、インバウンド(訪日外国人旅行)需要は見込めず、国内需要も減少していますが、ポストコロナを見すえて、北海道観光のバージョンアップに向けたさまざまな取り組みが進んでいます。
2021年は、アドベンチャートラベル(AT)の世界最大のイベント「アドベンチャートラベル・ワールドサミット(ATWS)」がアジアで初めて北海道でバーチャル開催されました。動画や商談会などで発信した北海道の多彩な魅力が、国内外から高い評価を受け、2023年に北海道でのリアル開催が内定しました。
道では、こうした環境の変化を考慮し、2021年11月、「北海道観光のくにづくり行動計画」を策定し、「観光立国北海道」の再構築に向けたさまざまな取り組みを、市町村や観光関係団体、事業者の皆さんと一緒に取り組んでいくこととしています。
今回は、ポストコロナを見すえ、地域で始まっている、本道の豊かな自然や文化などを生かした北海道観光のバージョンアップを目指す取り組みを紹介します。
北海道観光のくにづくり行動計画 施策の展開方向
クリーン×セーフティ北海道
- 新北海道スタイルなど安全・安心の提供
- 広大な自然など本道価値の情報発信 など
量×質の追求
- 道内観光の高付加価値化
- 道民からも愛される観光地づくり
(写真)大船遺跡(函館市)
旅行者比率のリバランス
- 道民の道内再発見 HOKKAIDO LOVE! プロジェクト
- 欧米など新規市場の開拓 など
新しい旅行スタイルの推進
- ワーケーションなど滞在型観光の推進
- アドベンチャートラベルの造成・PR など
(写真)下川町リバーウォーク
観光インフラの強靭化
- 広域観光の拠点としての道内空港の利活用
- 観光人材の育成、確保 など
推進体制の強化
- 観光関係団体との連携推進
- 観光振興の安定的な財源の確保 など