知事臨時記者会見
・日時/平成31年2月21日(木) 23:24~23:29
・場所/本庁舎3階エレベーターホール
・記者数/21名(テレビカメラ6台)
会見項目
知事からの話題
平成31年胆振地方中東部を震源とする地震について
本日、21時22分頃、胆振地方中東部、具体的には昨年の9月6日の胆振東部地震の震源地からちょっと北のほうだというふうに聞いております。そこを震源地とするマグニチュード5.7、これも暫定値でありますが、大きな揺れを伴う地震が発生をいたしました。そして、ただ今、関係部長や振興局との意思の疎通を図るための本部員会議を開催したところでございます。
直ちに、道警と自衛隊のヘリが上空から状況の把握に向かっていただいているところでございますが、目視で見る限り、あるいはライトも当てているとは理解をしておりますが、そういう中では被害ということは確認はできていないという状況の報告があったところであります。
しかしながら、先ほど本部員会議において、(報道機関の皆さまも)情報共有されたと思うのですが、積雪が40から50センチ、あの地域であるということを踏まえますと、雪崩などが今回の地震に伴って発生をしていることは否定はできないということ、そのような認識でございますので、明日、日が明けてできる限り早くあらためてこういった雪崩等の状況の把握を行うということが重要だと考えるところであります。
また、今のところ応急仮設住宅、あるいは福祉仮設住宅とも問題なしという報告ではございますが、万が一、これからの間でも被災された方々の発見があった場合には、何より人命最優先で対応するということを私から指示をさせていただいたところであります。
今は気象庁、それから24時からは(札幌管区)気象台のほうから今回の地震についての専門的な立場からの会見があるようでございますが、先ほど気象台の方にお伺いしたところによれば、今回と同程度の地震がさらにこれからも数日間は起こりうる可能性があるということでございますので、そういったことに対する万全の対応ということも大変重要であると、このように認識するところあります。
交通機関、それから道路の状況は建設部のほうで開発局と連携しながら、パトロール等情報収集をしているところで、ダムの状況も同じように情報収集をしているという状況でございます。現時点での、例えば厚幌ダムについては、前回の9月6日の地震との比較においては、それほど大きな被害にはなっていないのではないかという報告が先ほど建設部長からもあったところでございます。
後先になったわけでありますが、(苫東)厚真の(火力)発電所、そして泊の原子力発電所ともに問題なしという状況の報告もあったところであります。
いずれにいたしましても、これからしばらくの間は同程度の地震の発生ということを想定せざるを得ないという状況でありますので、私どもとして万全を期していくということは当然でございます。
明日、明るくなってからさまざまなことが出てくる可能性もございますので、そういった場合には役場とも連携をしながら、しっかりと対応をしていきたいと、こんなふうに思っております。
私からは以上です。
この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。 (文責 広報広聴課)