知事定例記者会見
・日時/平成30年4月11日(水) 14:30~14:41
・場所/記者会見室
・記者数/23名(テレビカメラ1台)
会見項目
知事からの話題
1 職員の不祥事について
記者からの質問
1 中国要人の北海道訪問について
2 旧優生保護法について
3 全国知事会の会長選挙について
知事からの話題
職員の不祥事について
今日は1点で、職員の不祥事についてであります。
道職員の逮捕について、道民の皆さま方に心からおわびを申し上げたいと思います。
直近では4月9日、一昨日の夜でありますが、札幌市内のスーパーにおいて、本庁経済部の職員が万引きを行い、現行犯逮捕されるという事案が発生したところであります。先週6日金曜日に、胆振総合振興局職員が迷惑行為防止条例違反により逮捕されたことに続き、この4月に入ってから2件も職員の逮捕事案が続いたことにつきまして、本当に申し訳なく思う次第であります。
現在、6日の事案も9日の事案もそれぞれ捜査中でございますが、職員の懲戒処分につきましては、今後、事実関係を把握し、その結果を踏まえて、厳正に対処してまいる考えであります。
そして、不祥事の再発防止ということにつきましては、今週月曜日、臨時の各部次長・振興局副局長会議を開催いたしました。また昨日は、臨時部長・振興局長会議も開催して、あらためてそれぞれの所属職員のコンプライアンス意識の確立に取り組むよう指示をしたところでございます。
私からは以上です。
記者からの質問
(HBC)
先日、中国の李克強首相が来月訪日し、その際北海道も訪れて視察するというような情報が出てきました。そのことについての知事の受け止めと、なぜ北海道なのかという、もし分析があれば教えてください。
(知事)
李克強(り・こくきょう)首相、それから韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、そして日本の安倍首相、この3首脳の会談が、今年は日本で開かれるということで、この会合の日程調整が3カ国間で行われているというのは、私どもも承知しており、今回の報道を踏まえてその具体的な内容について日本国政府に確認をいたしておりますが、私どもとして(ご質問いただいた内容について)確認するには至っておりません。 このため、今のご質問に現時点でお答えすることは難しいわけでありますが、もし、李克強首相が北海道にご訪問ということになると、中国首脳のご来道というのは、首脳というのをどこまでと捉えるかというのはありますが、2008年に当時の胡錦濤(こ・きんとう)国家主席がご来道されておりますし、また、さかのぼること10年ぐらい前になりますが、当時の江沢民(こう・たくみん)国家主席にもご来道いただいた経緯もございます。それから呉儀(ご・ぎ)副首相が来られた経緯、あるいはナンバー4にあたる賈慶林(か・けいりん)政協会(全国政治協商会議)主席などのご来道もあったわけであります。
胡錦濤国家主席のご来道が2008年、その後、日中間のさまざまな課題が表面化したこともあり、しばらく遠のいていたわけですが、李克強首相が今回ご来道されれば、久しぶりということになると思っているところであります。
(uhb)
旧優生保護法のですね、情報開示の対象本人が亡くなった場合に、ご親族まで広げるかどうか検討されるとこれまでもおっしゃっていたと思うのですが、今のところの範囲、開示の方向性について教えていただきたいのと、もしご親族が含まれるとなった場合のその親族の範囲というのは、今のところどういうお考えなのかを教えてください。
(知事)
旧優生保護法に基づく不妊手術等を取り巻くさまざまな議論というのが、北海道内ばかりではなくて全国的にも行われている中、情報公開と個人情報保護とのバランスの中で、今ある北海道における個人情報保護の取り扱い、特に亡くなられた方に関する個人情報の取り扱いという場合には、ご本人に関する開示請求ができる人というのは、(北海道個人情報保護)条例において、成年後見を受けられた方で、その法定代理人が請求をされる場合などに限定されているところでございます。
この個人情報の保護というのは大変重要な問題でありますので、この観点からは妥当なわけでありますが、今回課題となっております旧優生保護法に関連したものということを考えた場合には、こうした対応では不十分であろうという思いの中で、道内で旧優生保護法による手術を受けられた方々で、すでにお亡くなりになっておられる場合には、ご親族の方からの請求に対しても、若干請求の幅を広げて、可能な限り対応していくということの必要性を私どもとして認識し、北海道情報公開・個人情報保護審査会に諮問をさせていただいているところでございます。すなわち、個人情報の開示請求を行うことができる親族を拡大するということについて、諮問をさせていただいているところでありますので、今、部会審査というのが終わったところでありますが、今後審査会全体としてのご答申がなされるのではないかと、このように考えているところであります。このため、二つ目のご質問の開示請求者の範囲の拡大ということについては、この答申をいただいた後に公表させていただければと、こんなふうに考えております。
(時事通信)
昨日、埼玉県の上田知事が次期全国知事会の会長に決定しました。来週、全国知事会議で正式に決定すると思うのですが、上田知事に期待することを一言お願いできますでしょうか。
(知事)
分かりました。埼玉県の上田知事とは、中国出張などもご一緒いたしましたし、それから、北海道新幹線知事フォーラムなどにもご来道いただいて議論をさせていただくなど、もちろん知事会でもご一緒しますし、いろいろな場面でご一緒することが多い方であります。国会議員のご経験も持っておられる大変見識の幅の広い方でございまして、今回、知事会の会長の唯一の候補者であり、事実上、知事会長にご就任が内定し、大いに期待している、このように思っているところであります。
正式決定は来週(4月17日)ということになるのでしょうか。今、北海道を含めて各都道府県の大きな課題の一つは、やはり地域創生をいかにそれぞれが着々と進めていくか、それを実現するために国といかに連携をしていくかということに懸ってくると思いますので、こういった議論においてリーダーシップを発揮していただいて、知事会をリードしていただければと、このように思う次第であります。
また、北海道におきましては、7月25日から27日に全国知事会議の開催ということが決まっておりますので、そこにおける議題の設定をはじめとするさまざまな運営など、新会長と連携をしながら、対応していきたいとこんなふうに思っております。
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