この度、北海道電力株式会社、北海道三井化学株式会社、株式会社IHI、丸紅株式会社、三井物産株式会社、苫小牧埠頭株式会社の6社は、苫小牧を拠点としたアンモニア供給サプライチェーン構築に向けた共同検討を行うことに合意し、覚書を締結した旨の発表がありました。
アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を発生しないため、発電事業や鉄鋼業、食品産業において利用される石炭の代替として期待されるほか、アンモニアから水素を取り出して利用することができることから、次世代のクリーンなエネルギーとして有望視されています。
この検討は、既に進められている「先進的CCS事業」や「水素サプライチェーン構築」の取組と一体となり、苫小牧エリアを中心に、CCS、水素、アンモニア、合成燃料などの関連産業の集積を図る観点から、本道の「ゼロカーボン北海道」や、日本全体のカーボンニュートラルの貢献にもつながる重要なプロジェクトと認識しています。
本事業は、道内のみならず、北日本への供給も可能な拠点となることが期待されるため、道としては、国が進める「水素・アンモニア拠点」に選定されるよう、苫小牧市をはじめ地域や関連の企業等と連携しながら取り組んでまいります。
令和6年4月25日
北海道知事 鈴木 直道