JR北海道に対する国の支援等の発表に関する知事のコメント

 本日発表された令和6年度以降における国のJR北海道に対する支援施策については、JR北海道における経営改善に向けた取組の状況や黄線区における総括的検証の結果はもとより、本道の鉄道ネットワークが我が国において果たしている人流・物流両面での役割を踏まえた実効ある支援の継続を求めた本年1月のオール北海道での国への要請が反映されたものと受け止めています。

 また、国の支援の発表に併せてJR北海道に対する監督命令が発出されましたが、JR北海道においては、国の支援やこれまで地域が様々な利用促進などに取り組んできたことを重く受け止め、本道の交通ネットワークの基幹的な役割を担う交通事業者としての責任を果たしていけるよう、経営自立と鉄道網の維持・活性化に全力で取り組んでいただきたいと考えています。

 私としては、本道の持続的な鉄道網の確立に向けては、JR北海道の徹底した経営努力と、国の実効ある支援に加えて、地域としても可能な限りの協力・支援を行うことが重要との共通認識のもと、この度国から示された支援策や今後示されるJR北海道の中期経営計画の内容を踏まえ、地域としての協力・支援について、道議会や市町村をはじめ地域関係者の皆様のご意見を伺いながら、検討を進めるとともに、事業の抜本的な改善方策のとりまとめに向けた協議が円滑に進められるよう、取り組んでまいります。

令和6年3月15日

北海道知事 鈴木 直道

 

 

 

カテゴリー

知事室広報広聴課のカテゴリ

cc-by

page top