この度、出光興産株式会社、北海道電力株式会社、石油資源開発株式会社が、苫小牧エリアにおいて、3社の事業拠点や強みを生かしたCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization, and Storage:CO2の回収、有効活用・貯留)の実現に向けた共同検討を開始すると表明されました。
CCUSの取組は、我が国全体のカーボンニュートラル及び2050年までに道内の温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボン北海道」の実現にとって、重要な技術であると認識しており、苫小牧市においては2012年度から実証試験が実施されてきたところですが、今回の検討の表明は、その事業化に向けた第一歩であると歓迎します。
本表明においては、今後、CCUS事業を2030年度までに立ち上げることを視野に、具体的な調査・検討を進めていくとされており、地元の自治体や関係者の理解も得ながら、検討が着実に進展していくことを期待します。
道といたしましては、道内のCCUSの事業化に向け、地域や関連の企業等と連携し、取り組んでまいります。
令和5年1月26日
北海道知事 鈴木 直道
(環境生活部ゼロカーボン推進局ゼロカーボン戦略課)