北方四島周辺水域における安全操業は、地元自治体や関係漁業者による安全な操業の実現を望む声を受け、国や関係者の皆様のご尽力により、平成6年から4年間にも及ぶ協議の末、平成10年に日ロ相互における諸問題について、いずれの政府の立場も害さないという前提で現行協定の枠組みが確立されました。
この協定に基づき、毎年、30隻を超える漁船が出漁しており、地元漁業者の操業機会の確保と地域経済に大きく貢献している重要な漁業となっております。
道としては、これからも引き続き、協定の下で安全な操業が行われるよう、国や関係団体と連携しながら、情報収集や提供に努めるとともに、漁業者の皆様に寄り添い、不安の払拭に向けて取り組んでまいります。
令和4年6月8日
北海道知事 鈴木 直道
(水産林務部水産局漁業管理課)