令和元年度における世界文化遺産の推薦案件選定に関する知事コメント

 今回の結果は、縄文遺跡群が自然との共生のもと、1万年以上前から定住を開始し、発展・成熟した人類史上極めて希な先史文化を現代に伝える物証として、その貴重で高い価値が認められたものと受け止めております。

 これまで、4道県及び関係市町は、文化審議会から示された課題に対し、共同して真摯に取り組むとともに、縄文遺跡群の価値を国内外に積極的に発信するなど、推薦に向けた着実な準備と、官民上げての気運醸成の取組が実を結んだものと考えます。

 来年(2020年)1月までには、国においてユネスコへの推薦決定がなされるものと期待しており、その後の、諮問機関であるイコモスによる1年半にわたる厳しい審査にもしっかりと対応するため、引き続き、国会議員や道議会議員、関係団体の皆様からの御支援をいいただきながら、文化庁や関係自治体の一層の連携のもと、登録に向けて全力で取り組んでまいります。

令和元年(2019年)7月30日

北海道知事 鈴木 直道

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