本日開催された閣議において、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の、ユネスコへの推薦が決定されました。
縄文遺跡群は、狩猟・漁労・採集を中心として、1万年以上前から定住を実現し、土器の造形や土偶などに代表され る高い精神性を発展・成熟させた人類史上極めて希な先史文化であり、未来の世代へ伝えるべき世界に誇る宝です。
平成19年に、北海道・北東北知事サミットにおいて、4道県共同による提案に合意してから、10年余りが経過しました。
国会議員連盟や道議会議員連盟をはじめ、民間団体や地元市町の皆様方からの多くのご支援のおかげで、本日の推薦決定を迎えることが出来たことを、大変嬉しく思います。
今後、来年(2020年)2月1日までにユネスコへ推薦書が届けられた後、諮問機関であるイコモスによる1年半にわたる審査が始まり、順調に進めば、2021年に北海道初の世界文化遺産としての、登録が実現します。
道としては、青森県、岩手県、秋田県の3県及び関係市町としっかりと連携し、この目標に向かって、全力で取り組んで参ります。
令和元年12月20日
北海道知事 鈴木 直道