日高線(鵡川~様似間)については、度重なる自然災害により、運休が5年近くの長期にわたり、住民の皆様をはじめ、漁業被害への懸念や護岸被災の拡大など様々な影響が生じている中、日高管内7町の皆様におかれては、地域の将来を見据えた最適な交通体系について、真摯な議論を重ねてこられました。
日高町村会の皆様におかれては、本日、日高線(鵡川~様似間)の今後のあり方について、バスを中心とする新たな公共交通体系を構築していくとの方向性を決定されました。
7町の皆様にとりましては、大変厳しい苦渋の選択であり、これまでのご労苦とその決断に心から敬意を表します。
道としては、引き続き、地域の皆様はもとより観光客の方々が安心して利用できる交通体系の確立に向け、交通事業者をはじめとする関係者との連携を図りながら、全力で取り組むとともに、護岸の復旧などについて、関係者間における調整を急ぎます。
また、地域の皆様とともに、日高の特色を活かした活力ある地域づくりや観光振興に取り組んでいく考えであり、日高地域の振興に向け、日高管内7町の皆様に寄り添い、しっかりと応援してまいります。
令和元年(2019年)11月12日
北海道知事 鈴木 直道