条例制定の背景等について

北海道水資源の保全に関する条例の制定背景

 近年、道内の水源周辺において、海外資本等による大規模な森林取得が判明したところであり、その中には利用目的などが明らかでない大規模な土地取引が認められたことなどを背景に、水源の涵養や生物多様性の保全など森林の持つ公益的機能の発揮などについて北海道議会で議論が重ねられるなど、水資源の保全に対する道民の関心が高まるとともに、水源の周辺における適正な土地利用の確保が求められています。
 世界的に水資源の希少性が高まっている中で、道民のかけがえのない財産である豊かで清らかな北海道の水を持続的に利用できるものとして、次の世代に引き継いでいくことは、私たちの使命であり、道、市町村、事業者、そして全ての道民が水資源の保全に関するそれぞれの役割を認識し、一体となって取り組んでいく必要があることから、道では水資源の保全に向けた基本理念や施策等を定める条例を平成24年に制定しました。
 この条例では、道は、森林の有する水源涵養機能の維持増進や安全・安心な水資源の確保に向けた取組、水資源の保全のための適正な土地利用の確保など、水資源の保全に関する施策を総合的に推進するものと定めています。
 なお、本条例に係る道議会での議論内容(要旨)については、こちらからご覧いただけます。

施策の基本方針

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