再配達の削減について
道民の皆様へのお願い「再配達荷物の削減にご協力願います」
近年、多様化するライフスタイルとともに電子商取引(EC)が急速に拡大し、宅配便の取り扱い個数が増加しています。国土交通省の調査によると、宅配便の個数のうち、約11.1%(2023年(令和5年)10月)が再配達の荷物となっており、CO2排出量の増加やドライバー不足を深刻化させるなど、重大な社会問題の一つとなっています。
再配達により、年間25.4万トンのCO2が排出され、6万人分のドライバー労働力が失われていると試算されています。
更に2024年(令和6年)4月には、トラックドライバーの時間外労働時間を規制する「働き方改革」の法律が適用され、現状のままの運び方が難しくなると言われています。
このような状況を改善するために、「配達を1回で受け取り」「再配達を削減できるように」、道民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
お願いしたいこと
1.自宅で確実に受け取りましょう
【時間指定の活用】
ネットショッピングなどで注文する際に、日時指定や時間指定ができる場合は、受け取りが可能な日時や、家にいることが多い時間帯を指定しましょう。
2.宅配事業者のお届けサービスを利用しましょう
【各事業者が提供しているコミュケーション・ツール等(メール・アプリ等)の活用】
配達日時が分からないことによる再配達を抑制するため、宅配事業者が提供する「事前通知サービス」を活用しましょう。
事前通知を受け取った後、配送日時指定や受取場所の指定をすることができるサービスも活用して、確実に1回で受け取りましょう。
3.自宅以外や不在時でも受け取りましょう
【コンビニ受取や駅の宅配ロッカー、置き配など、多様な受取方法の活用】
自宅での受け取りが難しい場合には、「コンビニ」や、駅やスーパー等に設置された「宅配ロッカー」の活用や、「職場」での受け取りも検討しましょう。
不在時や非対面での受け取り方法として、宅配ボックスや宅配バックを利用した受け取りや、玄関前や自転車のかご等の場所を指定して届けてもらう「置き配」という受け取り方法も検討しましょう。
4.送る相手(受け取る相手)へ確認しましょう
【発送時に送付先の在宅時間を確認】
荷物を送る時は、相手の受け取りやすい日時を確認したり、送ることを伝えて、再配達にならないようにしましょう。
2024年(令和6年)4月は「再配達削減PR月間」です
2024年(令和6年)4月からのトラックドライバーの時間外労働上限規制適用まで残り1年となるのを機に、2023年(令和5年)4月を「再配達削減PR月間」として、国や民間事業者等が連携して、再配達削減に向けた取組を行いました。
前年に引き続き、2024年(令和6年)4月を「再配達削減PR月間」とし、様々な関係者が連携して再配達削減に向けた取組を強力に推進しています。
リンク(国などの取り組み)
リンク(民間企業との協業による取り組み)
北海道では企業等と包括連携協定を締結し、地域課題の解決などを目指して取り組んでおり、道内の安定的な輸送を維持、確保するため、協定を締結した宅配事業者とともに、輸送の効率化に関する取り組みを進めています。
受取日時指定などができる「コミュニケーション・ツール」
・配達予定のお知らせが、SNSやメール等で届きます。
・配達予定に合ったお知らせや受け取った後に、日時や受取場所を変更できる場合があります。
・受取やすい日時や場所を予め指定できるサービスもあります。
※サービス内容は宅配事業者毎に異なりますので、詳細については各事業者にご確認ください。
宅配ロッカー
・宅配ロッカーは、一部のスーパー、ドラッグストア、駅などに設置されています。
・事前登録を行い宅配ロッカーでの受け取りや、受取場所の変更で宅配ロッカーを指定することもできます。
・「PUDOステーション」は、ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などの荷物が、「はこぽす」は、日本郵便の荷物が利用できます。
※サービス内容は宅配事業者毎に異なりますので、詳細については各事業者にご確認ください。
コンビニ等での受け取り
・コンビニや提携店舗、宅配事業者の営業所(郵便局など)などでも荷物を受け取ることができます。
※サービス内容は宅配事業者毎に異なりますので、詳細については各事業者にご確認ください。
置き配サービス(類似サービスを含む)
・ネットショッピングの注文画面で「置き配」等を指定することが可能な場合があります。
・置き配ボックスや置き配バックを設置することで、不在時や、家事等で手が離せない場合でも荷物を受け取ることができます。
※サービス内容は宅配事業者毎に異なりますので、詳細については各事業者にご確認ください。