苫小牧市「1 AIを活用した庁内ヘルプデスク機能構築」・「2 RPAの活用による業務の効率化」
分野
行政
運用開始
1 2020年(令和2年)3月
2 2020年(令和2年)8月
事業目的
- 職員間の問合せについて、AIを活用した自動応答システムを導入することにより、事務の効率化を進め、生産性やワークライフバランスの向上の実現を図る。
- RPAの導入により定型作業を自動化し、業務の効率化を進め、生産性やワークライフバランスの向上の実現を図る。
事業のポイント
- 実証実験で使用した質問回答人工知能『ロアンナ』は、文章におけるゆらぎ、様々な言い換えを理解する独自の自然言語理解AI「NSU」が搭載されており、シナリオも言い回しも必要とせず、質問と回答のデータを取り込むだけで運用することが可能である。
- 業務の内容をシステム環境に応じて、特性の違う2種類のRPAを導入し、それぞれの導入手引書を作成。集約業務、印刷業務やシステム入力業務等について、16個のロボットを作成。今後は、AI-OCRを導入することで、更なるRPAの利活用を図る。
期待される効果
- 自動回答による業務時間の短縮のほか、蓄積した質問データを分析することにより次なる業務改善の方向性を探る。実証実験による効果は約740時間(令和2年度)。将来的には、市民向けサービスへの展開の可能性があるものと認識しており、この実証実験の結果を有効に活用する。
- 令和2年度(8月~3月)で約570時間の業務時間の削減につながった。時間がかかっていた単純作業を減らすことにより、コア業務に集中することが可能となった。
- 定型業務におけるミス防止
推進体制
1. 質問回答人工知能『ロアンナ』の開発・改良
ベルズシステムズ株式会社
総合行政ネットワーク(LGWAN)環境の提供・整備
株式会社I・TECソリューションズ
2. RPAの普及促進
苫小牧市総務部行政監理室
システム環境の整備
苫小牧市総務部ICT推進室
RPAソフト提供
株式会社アイネス(ipaS)
株式会社I・TECソリューションズ(Bizrobmini)
お問い合わせ
苫小牧市総務部行政監理室
E-mail:g-kanri[アット]city.tomakomai.lg.jp
TEL:0144-32-6169