北海道における集落対策の取組
【参考】平成25年度~29年度までの実施事業
(1) 意識醸成
集落問題地域フォーラム(平成25年度)
集落問題に関する危機意識の醸成や集落の維持・活性化の気運を高めるため、全道6地域で住民に身近な集落問題を題材としたフォーラムを開催しました。
ガンバル集落サポート事業(平成26年度)
集落対策に意欲的な集落を対象に、集落で抱えている課題把握やその解決方法等について、住民への「気づき」や「学び」の機会を提供するとともに、具体的な助言を行い地域の主体的な取組を支援しました。
ほっかいどう元気なふるさとづくり交流大会(平成26年度~)
集落対策を全道的な拡がりのある取組とするため、意欲的に取り組んでいる集落や、これから取り組もうと考えている集落の住民をはじめ、市町村、NPO、団体・企業、大学等、集落を支える団体等が情報交換や交流を深めるための大会を開催。
(2) 人材育成・ネットワークの構築
地域リーダー養成講座(平成25年度)
集落において中核的な存在となる人材や話し合いの場での活発な議論を積極的に誘導していく人材を育成するため「集落地域リーダー育成講座」を全道6地域で開催しました。
サポート実践研究会(平成26年度)
地域で中心的な役割を担う自治体職員を対象に、住民の話し合いの場において活発な議論を誘導する能力の育成を目的とした、実践的な研究会を開催しました。
地域リーダースキルアップ講座(平成27年度)
地域において色々な立場の方が互いに協力し合いながら、地域の課題を解決するために実践的なセミナーを開催しています。
「ガンバル集落」人づくり事業(平成26年度)
就業していない若者、子育てが一段落した主婦、退職した高齢者等を対象に、集落の課題解決に向けて取り組む人材を育成し、各地域のNPO・団体・企業などへの就職やビジネスの起業を支援しました。
(3) 担い手確保・起業支援
「ガンバル集落」元気創造事業(平成26年度)
集落で抱える課題を解決するため、民間のアイデアや企画力を最大限に活かしながら、将来的に地域への定着が期待できるビジネスモデル事業を実施しました。
集落生活支援複合サービス推進事業(平成27年度)
一人暮らしの高齢者などが集落で安心して暮らしていくための買物支援や安否確認など、生活支援に関する複合的なサービスを地域に定着させるため、市町村と共同でモデル的に取り組む事業者に対して支援しました。
都市人材誘致育成推進事業(平成27年度)
都市部から地方への人の流れを創出し、将来的に地域を支えていく人材を確保・育成するため、都市部の大学生等の若者を対象に、就職や起業のための講座やマッチング相談会を開催しました。
いなか暮らし応援プログラム推進事業(平成27年度~)
道内への移住希望者が求める仕事を掘り起こすコーディネーターを各地域に配置し、地域の多様な仕事をHP等で情報発信するほか、本格的な起業ノウハウを身につけるための講座を開催しています。
(4) サポート体制の強化
元気なふるさとづくり研究会(集落支援人材ネットワークの構築)
地域の集落対策の取組に対するサポート体制の充実や地域課題にきめ細やかに対応していくための支援等について、有識者を交えて検討しています。
集『楽』づくりサロン(平成26年度~29年度)
集落問題の専門家と課題を抱えている集落の方々が気軽な雰囲気で話し合えるサロンを開催し、今後の取組に必要となる情報の交換や集落での悩みごと・困りごとの相談など、課題解決に向けた専門家からのアドバイスなどを行っています。
北海道集落問題研究会(平成25年度~29年度)
集落対策に関する課題や今後の方向性についての助言・意見等をいただき、北海道の施策等への反映を図るため、専門家等による研究会を開催しています。
地域づくり総合交付金による支援の拡充
北海道地域づくり総合交付金のメニューに「集落維持・活性化促進事業」を創設し、集落対策支援を行っています。
(5) モデル事業の実施
北海道集落総合対策モデル事業(平成25年度~26年度)
道内3箇所のモデル集落において、集落対策に関するモデル的な取組を2年間実施しました。
・基幹産業モデル 占冠村(占冠・中央・双珠別地区)
・高齢化モデル 幌加内町(母子里地区)
・再編統合モデル 深川市(納内地区)
集落維持活性化支援事業(平成27年度)
集落総合対策モデル事業での2年間を促進するため、住民主体の新たなビジネスの起業や集住化の取組等を支援。