1 山地災害危険地区とは?

 山地災害危険地区とは、山地から発生する山腹の崩壊、地すべり及び崩壊土砂の流出などによって、官公署、学校、病院、道路等の公共施設等や人家等に直接被害を与えるおそれがある地区で、地形地質等が一定の基準以上の地区を調査把握したものです。

 山地災害危険地区は、災害の発生形態等によって「山腹崩壊危険地区」、「崩壊土砂流出危険地区」、「地すべり危険地区」の3種類に区分されます。

 

(1) 山腹崩壊危険地区

 山腹崩壊による災害(落石による災害)が発生するおそれがある地区

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  【特徴】

  •  山の斜面に亀裂やわき水がある。
  •  岩石がもろく崩れやすい地質である。
  •  過去に山崩れがあった。
  •  山崩れがあった場所にとなり合っている。
  •  急斜面で、軟弱な地盤がある。
  •  水の集まりやすい斜面地形である。
  •  ときどき落石がある。

 

 

 

(2)崩壊土砂流出危険地区

 山腹崩壊又は地すべりによって発生した土砂又は火山噴出物が土石流となって流出し、災害が発生するおそれがある地区

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  【特徴】

  •  渓流の勾配が急である。
  •  渓流に大きな石がごろごろ堆積している。
  •  たくさんの土砂が堆積している。
  •  上流が山崩れなどで荒れている。
  •  過去に土石流があった。

 

 

 

 

 

 

(3) 地すべり危険地区

 地すべりによる災害が発生するおそれがある地区

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  【特徴】

  •  過去に地すべりがあったところで、今も少しずつ動いている。
  •  わき水や地下水が豊富である。
  •  断層があるところやもろく崩れやすい岩石がある。
  •  火山作用あるいは温泉の作用で粘土化した土がある。

 

 

 

 

 

 

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