貴重な森林の区分
南限、北限、隔離分布等分布限界に見られる森林（アカエゾマツ西限地帯）
森林の特徴
この森林は、アカエゾマツのほか、トドマツ、ダケカンバ、ナナカマドなどからなる針広混交林で、アカエゾマツは標高600～800mのハイマツ帯に比較的まとまっており、枯損木も見られず生育が良好です。
アカエゾマツは国内では北海道と岩手県の一部に分布していますが、この森林は北海道の西限に位置するアカエゾマツ自生地として貴重な森林です。
森林の現況
【樹種構成】
アカエゾマツ、トドマツ、ダケカンバ、ナナカマドなど
【本数 （ヘクタール当たり）】
300本 （アカエゾマツ 180本）
【蓄積 （ヘクタール当たり）】
157立方メートル （アカエゾマツ 151立方メートル）
【平均胸高直径】
22センチメートル （アカエゾマツ 30センチメートル）
【平均樹高】
9メートル （アカエゾマツ 12メートル）
（平成21年調査）
西限のアカエゾマツ
比較的まとまって生育しています。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。（承認番号：平29情使、第419-GISMAP39614号）
・蘭越町市街地から北西へ約13キロメートル。
・現地は深いハイマツに覆われており、一般の方が行くにはかなり困難な場所です。
【問い合わせ先】
〒044－0034
虻田郡倶知安町南4条西1丁目
後志総合振興局森林室
電話0136－22－1152
