貴重な森林の区分
南限、北限、隔離分布等分布限界に見られる森林(クロエゾマツ西限地帯)
森林の特徴
当該森林は、羊諦山麓の山裾に広がる針広混交林でトドマツやクロエゾマツの針葉樹が生育し、広葉樹ではシナノキ、イタヤカエデ、オヒョウニレなどが生育しています。
クロエゾマツ分布の西限は、寿都町となっていますが、まとまって出現する箇所としては、後方羊諦山の周辺が西限となっています。
森林の特徴ですが、トドマツが本数で約40%、蓄積で約70%を占めている森林で、クロエゾマツは本数、蓄積ともに低くなっていますが、残存木の胸高直径が50cmを超える大径木が点在しており、生育は良好です。
森林の状況
【樹種構成】
トドマツ、ミズナラ、シナノキ、イタヤカエデ、クロエゾマツ
【本数(ヘクタール当たり)】
470本(クロエゾ10本)
【蓄積(ヘクタール当たり)】
429立方メートル(クロエゾ10立方メートル)
【平均胸高直径】
29センチメートル(クロエゾ32センチメートル)
【平均樹高】
16メートル(クロエゾ13メートル)
(平成16年調査)
・森林内には遊歩道があり、散策することができます。
・クロエゾマツの大径木(写真の木は胸高直径が約60センチメートル)が点在して生育しています。
位置図
※地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分の1の地形図を使用。(承認番号:平29情使、第419-GISMAP39614号)
・真狩市街地から北西へ約5キロメートル
・遊歩道が整備されており、自由に入林できます。
・「羊蹄山自然公園」が隣接しており、キャンプ場となっていますので、家族で来ても楽しめる場所です。
【問い合わせ先】
〒044-0034
虻田郡倶知安町南4条西1丁目
後志総合振興局森林室
電話0136-22-1152