肉厚で幅も広いコンブの最高級品
成長した葉はささの葉状で長さは1.5~3mほど、幅は20~35cmで、縁辺部は薄く大きく波打ちます。茎は円柱状かやや偏平で長さは5~12cm、直径は5~15mmになります。
主産地は渡島半島南東部沿岸。マコンブは産地別に5銘柄に分けられ、砂原町から南茅部町までの白口浜は、葉は小さいですが厚みがあり最高の品質といわれています。椴法華村から戸井町までの黒口浜は、白口浜に次いで品質が良いとされ、そのほか本場折浜、真折浜、場違い折浜もあります。白口と黒口は切り口の色で区分けされています。
主に高級だしコンブや塩コンブ、佃煮・角煮等の加工品に使用されていますが、近年、成長途中の春先に採れる身の柔らかいコンブが海藻サラダや昆布巻きなどに使用され需要が増えています。
また、白口浜真昆布は、松前藩が朝廷や将軍家に献上していた最高級のコンブでもあります。
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