干物や薫製などは酒の肴に向いています
体はひし形に近い長楕円形で、頭の上部にある左目は目がない方の体側からも見ることができます。
北海道では水深数m~250mの広い範囲に生息していますが、時期によって成魚と未成魚、雌雄が別々に分布するのが特徴。餌を探す時期には成魚、未成魚とも雌雄が同様に生活しますが、産卵期が近づくとまず雌の成魚が岸に寄り始め、雌の生殖巣が成熟する頃に雄がやってきて産卵を始めます。産卵が盛んになるのは6~7月下旬。
かつてはカレイ類のなかで最も多く漁獲されていましたが、近年は資源量が減少しているため、体長15cm未満のソウハチの漁獲は禁止されています。
肉には独特のにおいがあるため、干物や燻製などに加工されて食べられることが多く、特に干したものを焼いて食べる「焼き宗八」は北海道の居酒屋の定番メニューとして親しまれています。
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