目が左側にあるカレイ科の魚
体高が高くひし形で、口は小さく、背びれと尻びれの基底にこぶ状の骨板が並ぶほか、体の表面や頭にもこぶ状突起がみられます。日本産のものは目の位置が逆位で体の左側にあります。
岩礁地帯以外の水深数cm~200m付近まで広く生息します。また、塩分の変化に耐えて生活できる広塩性で、海に近い河川や湖沼でも生息しています。沼にもいるカレイの意味からこの名がつきましたが、一般にはカワガレイの名で親しまれています。
産卵期は石狩湾で2~3月、水深20mより浅い河口域や沼の近くで卵を産みます。まれにイシガレイとの雑種が存在し、小樽の忍路湾で最初に発見されたことから、オショロガレイとも呼ばれています。
肉は柔らかく水っぽいので美味とはいえませんが、刺身や煮つけで食べられています。
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