アジア唯一のヒラメ属は白身魚の代表格
長楕円形の体で頭は大きく、両目は体の左側にあります。
ヒラメは、ヒラメ属魚類の中でアジア側に分布する唯一の魚種で、北海道では日本海と津軽海峡を中心に分布しています。移動範囲は、春に浅みに、秋から冬には深みにという程度であまり広くありません。
産卵期は6~8月で産卵期間は2~4ヵ月に及び、主に水深50mよりも浅い所に卵を産みます。ヒラメは成長適水温が高く(15~25℃)、成長できる水温範囲が限られるため、北海道では7~12月に急激に成長し、1~6月にはほとんど成長しなくなります。
白身魚の代表格で、身はくせがなく美味。特に「縁側(エンガワ)」と呼ばれる背びれ、尻びれに沿った身の部分は脂のりがよくておいしく、1尾からわずかしか取れない希少さも人気の理由です。「寒びらめ」の名があるように、旬は秋から冬で、この時期の縁側は特に格別です。
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