ウナギに似ているが、アナゴ科の中では最も美味
ウナギに似た細長い体形で腹びれとうろこがありません。両顎の歯は門歯状で多く、下顎が上顎に隠れるのも特徴です。
内湾の海藻が茂った砂泥底に穴を掘ってすみ、昼間は穴に潜っていますが夜に出てきて餌をとります。
春~秋の産卵期になると日本列島の南西海域に移動し、一度にすべての卵を産んでそのまま息絶えるとされています。
はえ縄、手釣り、ひき網、打瀬網、かごなどで漁獲されます。津軽海峡から噴火湾にかけて、春から秋に港の岸壁などから夜釣りを楽しむこともできます。
旬は夏と冬。アナゴ科の中では最も美味といわれ、かば焼き、天ぷら、寿司ねた、甘煮などに調理され、カマボコの原料にもなります。北海道ではハモとも呼ばれることもあります。
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