道有林における狩猟期間の対応について

1 安全管理に関する取組み

(1)狩猟者に対して銃猟安全の徹底を促す取組み

①北海道エゾシカ対策推進条例に基づく地域協議会において「狩猟事故の防止に関すること」を協議し、構成員(環境生活課、森林室、森林管理署等、猟友会支部、市町村、警察等)との情報共有・意見交換等を通じ、森林内での銃猟安全対策の効果的かつ着実な実施について徹底を図ります。

②(総合)振興局の安全パトロールを関係機関との合同で実施(特に、狩猟解禁日に合わせて全振興局管内で実施するなど狩猟期間前半の取り組みを強化するほか、不法投棄が集中して発生した地域での取組みも強化)するとともに、警察との連携により違反行為に対して厳しく対応します。

③狩猟免許更新や狩猟者登録手続き、全道一括銃猟入林手続きにおいて、法令及び狩猟関係ルールの遵守など銃猟安全の徹底を呼びかけます。

④残滓の投棄などの法令違反や、銃猟立入禁止区域での銃猟行為を発見した場合は、当該違反者に対し、入林証の返納を求めるとともに今年度及び次年度の銃猟目的での入林は遠慮いただきます。

(2)森林内作業者等入林者の安全確保のための取組み

①職員及び民間実施を含む各種森林作業、レクリエーション等の一般入林が見込まれる区域は「銃猟立入禁止区域」に設定します。

②銃猟立入禁止区域に通じる林道等は、ゲート等により車両による進入を物理的に防止するとともに、事業地等にパイロンコーン等を設置し、二重の措置を行います。

③「銃猟立入禁止区域」の林道入口等に「発砲禁止」ののぼりや注意喚起看板を設置します。
また、民間事業体に対しても作業地周辺に同様ののぼりを掲げるなど安全対策の徹底を要請します。

④職員をはじめ道有林内で各種山林作業を行う民間事業体に対して、目立つ色の服装(オレンジヘルメット、オレンジベスト等)の着用、鈴・ホイッスルの携行、極力白色のものは身につけないよう徹底します。

⑤北海道森林管理局ホームページ(北海道道有林課、各森林室のホームページにリンク先を掲載)に国有林及び道有林の銃猟立入禁止区域図(デジタルマップ)を一括掲載し、変更の都度、更新を行います。出猟の際は必ず最新の情報を確認するようお願いします。なお、令和2年度からは携帯電話の電波が届かない山間部でも利用可能なオフラインマップを公開しており、狩猟者の利用を促します。

2 エゾシカ捕獲対策について

(1)森林管理者としての主体的な取組み

 小型~中型囲いワナを使用した捕獲事業を実施し、ジビエ利用拡大に向けた有効活用を図るよう取り組みます。

(2)市町村等が行う有害鳥獣捕獲との連携

 市町村等が主体的に行う有害鳥獣捕獲への積極的なフィールド提供と安全確保に向けた協力を行います。

(3)一般狩猟に対する捕獲支援等の取組み

①北海道猟友会による実猟研修等実施に向け、フィールドの提供を行うことにより安全な狩猟の確保とともにエゾシカの個体数調整に寄与します。

②林道除雪により一般狩猟の捕獲環境を整備します。

4 一般入林者の制限について

 狩猟期間中は、狩猟目的以外の一般の方々の入林は控えてくださるようお願いしします。

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