北海道立文書館所蔵資料案内~私文書 杉浦誠文書

分類記号:B83

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杉浦誠は1826(文政9)年生まれの幕臣。1862(文久2)年洋書調所頭取、目付、翌1863(文久3)年長崎奉行となる。1866(慶応2)年に箱館奉行に任ぜられ、翌年勘定奉行を兼ねた。新政府発足に伴い、箱館府知事清水谷公考に引継ぎ公職を退くが、1869(明治2)年に開拓権判官を命ぜられ、同年12月再び函館に着任した。以後は開拓使函館支庁の主任官を務め、1877(明治10)年退官。1879(明治12)年、東京で有志と晩翠吟社を起こし、晩年は漢詩人杉浦梅潭として全国に知られた。1900(明治33)年没。

;資料は、杉浦誠の日記(26点、文久2~明治31)、備忘記(6点、元治1~明治31)、履歴関係、公務関係記録や風説書(17点)などのほか、杉浦誠の友人等からの書簡や漢詩が多い。

杉浦誠の曾孫が所蔵していた資料を当館がマイクロフィルム複製したが、一部分は函館市史編さん室がすでにマイクロ化したフィルムから再複製した。(資料は1995(平成7)年に国文学研究資料館に寄贈され、『杉浦梅潭文庫』という名称で所蔵されている。)

1862(文久2)年~明治30年代

847点(複製)

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