分類記号:B86
所蔵者の父・中島聡夫(峻蔵)は、松前家14世・廣愛の甥で、中島家の養子に入り峻蔵を継ぎ、のち聡夫と改名した。中島家は松前藩士の家柄で、聡夫氏は書店経営の傍ら、郷土史を研究していた。
文書は、中島家由来のもの、松前家由来と推定されるもの、来歴不明のものがあり、ほかに古書籍や記録の写し、刊行物などがある。松前家由来と推定されるものは、旧松前藩士の履歴や、松前家に宛てられたと考えられる幕府・明治政府からの書類、藩士から藩に出された書類などがあり、残存の少ない松前家・松前藩の資料として貴重である。これらは、中島家と松前家との関係が深かったため、管理を託されそのままになったものか、あるいは中島聡夫氏が郷土史を研究していた関係で収集したとも考えられるが、今のところ不明である。
中島良信氏(函館市)所蔵資料を当館がマイクロフィルム複製した。
1641(寛永20)~1943(昭和18)年
ただし、古書籍、古書籍・記録の写し、刊行物等を除くと1811(文化8)~1917(大正6)年
259点(複製)
目録(電子上)は次のように編成したが、位置づけが難しい資料も含まれるため当面の編成にすぎない。したがって、小群をまたいで資料を探していただきたい。
なお、マイクロフィルムの撮影順は所蔵者が当時保管していた順番となっている。
- 松前家及び家臣の履歴・家系関係
- その他文書・手書き資料
- 松前家関係
- 館藩関係
- その他
- 中島家関係文書・中島氏書写資料
- 書籍