分類記号:B0-16
内藤兼備は1841(天保12)年生まれで元鹿児島藩士。戊辰の役従軍後、1871(明治4)年に東京府羅卒、翌1872(明治5)年開拓使官吏となる。開拓使では、土木・営繕事業や石狩での鮭缶詰業に関わり、開拓使廃止後は札幌県土木課長、1886(明治19)年引き続き北海道庁土木課長に任じられた。この間、1877(明治10)年西南の役のため熊本県出兵に従軍している。1890(明治23)年非職となり、堀基の下で北海道炭鉱鉄道株式会社に勤務した。1891(明治24)年に北海道庁退官、北海道炭鉱鉄道株式会社も同年退社。1923(大正12)年没。
資料は、内藤兼備が開拓使や北海道庁に提出した履歴の写や伺届書、辞令の綴りのほか、親交のあった時任為基、新島襄らからの書簡や、夫人に関わる編纂物などがある。
1874(明治7)~1923(大正12)年
35点(一部複製)