北海道立文書館所蔵資料案内~私文書 折井正雄文書

分類記号:B0-149

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1 私文書群の作成者に関する情報

略歴

折井 正雄
 折井正雄は北海道庁事業手で、札幌蚕業伝習所に勤めていたようである。札幌蚕業伝習所は、1889(明治22)年5月に札幌養蚕場を廃止して創設され、「篤志者15人を各郡区より募集し、養蚕に関する伝習と試験をおこなわせた」たものである。折井は「篤志者15人」の一人だった可能性がある。明治34年に北海道庁農事講習所に改組されているが、この時期に折井は北海道庁事業手を解かれている。
 その後、寿都外三郡農会から農産品評会審査委員を委嘱されている。
 北海道庁事業手を解かれた後からかそれ以前からか詳細は不明であるが、後志地方(寿都外三郡管内)で農業を営んでいたようで、前述のように農産品評会審査委員の委嘱状や、後志地方の農会長等の名刺が資料に含まれているが、名刺中に含まれる折井本人のものには「信濃国松本町」と記されるなど、詳細は不明。

2 私文書群の入手経緯

 平成21年度に古書店より購入。
 古書店が購入した経緯は不明。

3 私文書群の概要

(1)  資料総点数

 20点

(2)  資料年代

 明治30~40年代(1897~1916)

(3)  資料内容

  • 札幌養蚕伝習所関係資料~「北海道蚕業経済論」草稿、草囲小屋蚕室の試験調査に関するメモ、伝習所経営関係書類断片など。
  • 辞令類~北海道庁から折井正雄あてのもの。寿都外三郡農会長から折井正雄あてのもの。
  • 個人資料~名詞類
  • 印刷物~養蚕業に関するもの、入植に関するもの等。

(4)  私文書群に関連する主な地域

 石狩地方、後志地方

(5)  私文書群に関連する主な主題

 農業・畜産業

4 利用条件

 閲覧~通常どおり
 複写~通常どおり
 出版物等への掲載~通常どおり

5 参考文献

 『新北海道史』第4巻通説3(北海道[道史編集所]編、北海道、昭和48) 314頁

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