地震、風水害、火山噴火、竜巻などわたしたちを襲う自然災害は、いつどこで起こるか予想しがたいものです。こうした災害に対処していくためには、各防災関係機関等が災害の予防、応急、そして復旧対策など防災における諸活動に即応した体制を確立し、災害対策の総合的な運営を図ることが大切です。
北海道では、防災行政を総合的に運営するための組織として「北海道防災会議」を設置し、防災に関する基本方針及び計画を作成し、その実施の推進を図るなどの対策を講じています。
北海道防災会議には、地震火山対策部会、水防部会、救急医療対策部会、原子力防災対策部会を組織し、個別の協議事項を計画等に反映させています。
また、地震火山対策部会には、大学教授、気象関係者などにより組織する専門委員会を設置し、火山活動状況における評価、火山防災計画の検証・助言、地震活動状況における評価、津波に関する新事実の検証、津波浸水予測図の作成・活用方法の検証など、道内の火山や地震に関するさまざまな専門的な検討を行っています。