~ 総合政策部編 ~
総合政策部 総務課 主任
宗山 暁男
【採用からの経歴】
- H20.4.1 上川支庁地域振興部地域政策課
- H23.6.1 保健福祉部医療政策局道立病院室
- H26.4.1 総務部総務課(美唄商工会議所派遣)
- H28.4.1 総合政策部地域主権・行政局市町村課
- H30.4.1 総合政策部総務課 (北海道150年事業室(在勤)、予算係)
制度の活用は、いつ頃から考えはじめましたか?
総合政策部に配属になり1年半が経過した平成29年の秋頃に、制度利用の検討を始めました。
20代の頃は与えられた仕事をこなすことで精一杯で、行政分野選択制度の存在自体は認識していたものの、「自分にはまだ先の話」と思っていました。
しかし、30歳を過ぎて、身近に接してきた年齢の近い先輩方が、次々と昇任し、係長や主査となって活躍している姿を見て、自分自身は今後どのような道職員人生を歩んでいきたいのかを真剣に考えるようになり、この制度の活用も選択肢に入れていいのでは、との思いに至りました。
なぜ、その行政分野を選択したのですか?
採用前や初めて配属された上川支庁(現・上川総合振興局)で勤務していた頃は、広く様々な分野を経験してみたいと考えており、実際に、支庁の地域政策課を振り出しに、保健福祉部、美唄商工会議所への派遣を経て、現在所属する総合政策部まで、多様な業務に携わってきました。
総合政策部で配属となった市町村課では、市町村からの研修生と業務の内外を通じて深いつながりをもつことができ、地域づくりの取組などの話をよく聞くかせてもらいました。
特に、「外の人を呼び込む」移住といった取組だけでなく、例えば町外の人が積極的に参加できるようなイベントを企画するなど、今でいう「関係人口」の獲得に向けた取組には強く興味を引かれました。
このことにより、地域政策への関心がより一層強くなり、今後とも、この部で経験を重ねていきたいと考えるようになりました。
~美唄商工会議所の仲間と~
制度の活用を決断した経緯は?不安はなかったですか?
私がこの制度への申告を考えた当時、33歳までという年齢制限がありました。
その年齢にもうすぐ達する自分には最後のチャンスであったので、思い切って申告に踏み切りました。
当時の上司には、「この部でずっとやっていきたい、と言ってもらえてうれしい。是非申告してほしい。」と背中を押してもらえました。
分野選択後の人事配置や、研修・自己啓発の状況を教えてください。
分野選択後、最初の人事異動で配属となった北海道150年事業室において、行幸啓(※)の実施に携わり、各種契約事務や関係各所との調整を担当しました。
(※平成30年8月に天皇皇后両陛下が北海道を訪問され、北海道150年記念式典にご臨席、道内各地を視察された。)
150年記念関係の行事終了後は、総合政策部総務課に配属となり、現在まで予算係で予算要求などの業務を担当しています。
1・2年目は部内各課の重点事業等の要求が中心で、事業の必要性や政策としての重要性について、より分かりやすく財政課に説明することを心がけました。
3年目となる今年度は、部の予算額の管理や標準経費の管理、指名選考委員会の進行管理など、部の予算全体を見渡す業務を担当しました。
また、総務課は部内の様々な方が出入りしますので、人とのつながりが増えました。
ひとりでは解決できない問題を抱えたとき、気軽に相談できる方が部内にたくさんいるというのは、大変心強いものです。
研修では、自治体法務(条例立案)を学んだほか、近年、地域内循環の重要性が注目されている中で、銀行や企業との協働に役立てることができると考え、自己啓発として日商簿記検定2級を取得しました。
今後、さまざまな場面で業務に活かしていきたいと考えています。
制度の活用を迷っている後輩に向けて、メッセージをお願いします。
私の場合、「現在勤務している部で、引き続き勤務したい」という申告であったため、あまりためらいはありませんでした。
長い道職員人生において、30代で行政分野を選択することは大きな決断と思いますが、 自分が働きたいフィールドを、自分で申告する機会が与えられるというのは、職員人生の中でも若い時代にしかないチャンスですから、是非検討してみてください。