第22回(2023年度)「北方領土の日」ポスターコンテストの選考結果と入賞作品を紹介します。
最優秀賞作品一覧
【最優秀賞(総合)】
橋本 あんず さん
(北海道札幌東豊高等学校)
〈審査員講評〉
遠くから見ても目を引く大きな瞳が印象的です。
繊細なタッチと優しい色使いで表現されたイラストは、前向きな言葉と共に見る人にインパクトを与えます。
瞳の中に映る北方領土にはハートの光が重なり、今後の明るい未来を想像させてくれる優しくも力強い作品です。
【最優秀賞(大学・専門学校)】
佐々木 千紘 さん
(北海道芸術デザイン専門学校)
〈審査員講評〉
シンプルな背景の中央に配された文字と色でメッセージ性を強めた作品です。
全体に色数を抑えて静かで穏やかな印象を与えながらも、中心に配した文字と糸に赤色を使うことで想いの強さを印象付けています。
細い糸で繋がった糸電話は、距離は近くても直ぐには届かない今の状況を表しているようです。
【最優秀賞(高校)】
青木 丈 さん
(北海道石狩翔陽高等学校)
〈審査員講評〉
日本と北方領土の関係について、時間の流れに焦点を当てた作品です。
過去と未来をつなぐ[現在-いま-]をどう進んで行くとどのような未来になるのかということを改めて考えさせてくれます。
背景には多くの色が使われていますが、色の種類と暗さを揃えたことで、文字が読みやすく伝わりやすくなっています。
【最優秀賞(小学校)】
髙橋 結愛 さん
(釧路市立愛国小学校)
〈審査員講評〉
北方領土が日本人にとって大切な場所であることが楽しく表現されていて、明るくて綺麗な作品です。
エリカちゃんとエリヨシくんが四島を示しながら楽しそうに話してる様子や、大切に包み込んでいる北方領土が美しく光り輝いている様子がとても上手に描かれています。
【最優秀賞(中学校)】
木村 倖菜 さん
(音更町立下音更中学校)
〈審査員講評〉
手前に大きく描かれたエトピリカと奥の山の配置で表される遠近感、その間にいる小さく描かれたエトピリカの様子にも奥行きと動きが表現されていて、どこを見ても楽しいポスターになっています。
山肌の中に四島が隠れていたり、日にちが動物で表現されていたりと細部にわたり丁寧に描かれていて楽しい作品です。
入賞作品一覧
入賞者一覧
応募数
一般の部:213点、こどもの部:242点、ぬりえ:54点
選考会
- 選考会日時
令和5年(2023年)10月31日(火)13:30~ - 選考会出席者
堀 じゅん子(北海道デザイン協議会 理事)
北村 千鶴(北海道デザイン協議会 理事)
二ノ宮 信広(北海道デザイン協議会 理事)
谷藤 克則(公益社団法人北方領土復帰期成同盟 参事)
石川 政宣(公益社団法人千島歯舞諸島居住者連盟 事業総括部長)
千葉 真一郎(北海道総務部北方領土対策本部北方領土対策課 課長補佐)