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すいかの土壌病害について | |||
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1.蒸気土壌消毒法 蒸気土壌消毒法は蒸気を利用した熱により土壌病原菌を死滅させる方法です。 蒸気土壌消毒には、5種類のアタッチメントを利用した方法があり、一度に消毒できる面積、深さ、時間に対応して使い分けます。 今回使用したアタッチメントは0.9平方メートルのスチームスパイクです(写真)。これはスパイク法と言い、小規模を短時間に消毒する場合に使用されます。 作土層内(0~25cm)にいるすいか半身萎凋病菌(糸状菌)を死滅させるのに必要な消毒時間は地温が90℃以上になってから9分(消毒開始後12分)です(表)。 |
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2.蒸気土壌消毒の効果 蒸気土壌消毒はすいか半身萎凋病に対して極めて高い軽減効果を示し、すいかの収量性を向上させると共に、果実糖度をやや高める効果もあります。 その効果は全面消毒で消毒後3作目まで持続し(図)、さらに局所消毒においても2作目まで持続効果が確認されています。 |
3.蒸気土壌消毒の利用法 スパイク法を用いた蒸気土壌消毒は局所処理が可能であり、少発生圃場での利用がより効果的です。 さらに、育苗床土の消毒にも有効であり、薬害がなく、農作物や人間に安全な消毒法です。 |
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(北海道原子力環境だよりVol.59 2001.6抜粋)
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