第4回「ディスカバー農山漁村（むら）の宝」の選定について

道内から3団体が選定されました！

　今年で4回目となる、内閣府・農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村の宝」に、全国844件の応募の中から31団体が優良事例として選定され、そのうち北海道から、「観光物産館　農産物販売協議会」（伊達市）、「中川町商工会」（中川町）、「なかしべつ菌床栽培協同組合」（中標津町）の3団体が選定されました。

♛「ディスカバー農山漁村の宝」とは･･･
　「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。

観光物産館　農産物販売協議会（北海道伊達市）

　冬も人気の直売所にしようと冬期も観光物産館を営業。ハウス栽培の導入促進により冬野菜の生産拡大に取り組むほか、ジャムやフラワーアレンジメント講習会を開催し、生産者と消費者の交流も図っています。取組の結果、新鮮な冬野菜を栽培する農家が増加し、農産物の売り上げは1.4億円から4.2億円(H24-H28)に増加。観光物産館の来館者は66万人から140万人に増加(H24-H28)しました。

詳しい活動内容はこちら→活動概要(観光物産館 農産物販売協議会) (PDF 335KB)

中川町商工会（北海道中川町）

　中川町ブランドとして「ナカガワのナカガワ」を立ち上げ、特産品、ポスターなどのデザインを統一するほか、東京都世田谷区にサテライトスペースを設け、イベント情報の発信や特産品を販売。取組の結果、デザインの統一により商品が目に留まりやすくなったと反響を呼ぶ。東京出店により特産品の販路が拡大し、固定客も獲得しました。

詳しい活動内容はこちら→活動概要(中川町商工会) (PDF 290KB)

なかしべつ菌床栽培協同組合（北海道中標津町）

　小学校跡地を利用してブランド椎茸「想いの茸」を生産販売。地域住民観光客向けに「シイタケ狩り」など椎茸生産施設の見学会を実施しました。取組の結果、高齢者や障害者を含む45名の雇用を創出するほか、全体の椎茸生産量は年間約500tになり、椎茸が新たな地域資源に。さらに、「シイタケ狩り」の実施により椎茸生産施設が観光施設としての役割も担い、地域活性化に貢献しています。

詳しい活動内容はこちら→活動概要(なかしべつ菌床栽培協同組合) (PDF 353KB)

「北海道地区『ディスカバー農山漁村（むら）の宝』」の選定結果について

趣旨

　農林水産省農村振興局は「ディスカバー農山漁村（むら）の宝」（第4回選定）として、応募のあった事例の中から、北海道独自の特徴ある優れた取組について、「北海道地区『ディスカバー農山漁村（むら）の宝』」として選定し、広く発信することにより他地域へ横展開を図ることとしました。

選定結果

「北海道地区『ディスカバー農山漁村（むら）の宝』」選定委員会を開催し、次の6地区が選定されました。