道内から4事例が選定され、うち1事例が優秀賞、1事例が特別賞を受賞しました!
今年で9回目となる、内閣官房・農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村の宝」に、全国616件の応募の中から、「オホーツク農山漁村活用体験型ツーリズム推進協議会(網走市)」がコミュニティ・地産地消部門の優秀賞に、「一般財団法人丘のまちびえい活性化協会(美瑛町)」がビジネス・イノベーション部門の特別賞に、「株式会社イナゾ-ファーム(士別市)」「恵庭かのな協同組合(恵庭市)」がビジネス・イノベーション部門の優良事例に選定されました。
♛「ディスカバー農山漁村の宝」とは・・・
「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。 表彰は、部門別(「コミュニティ・地産地消部門」「ビジネス・イノベーション部門」「個人部門」)にグランプリ、優秀賞を決定するほか、審査員による特別賞を決定しています。
オホーツク農山漁村活用体験型ツーリズム推進協議会(コミュニティ・地産地消部門、網走市) ♛優秀賞♛
交流拠点「Connectrip(コネクトリップ)」を国定公園内の湖畔に開設。地元のバス会社や料理人、生産者等と連携し、農漁業体験や景観、地元の食材の料理が一度に楽しめるレストランバスを運行するなど、異業種間の連携強化の後押し。
ガイド育成講座を地域住民を主な対象として開催することで、地域産業を発信できる兼業ガイドを育成し、地域の雇用を創出。
写真:ガイド講習会により育成したガイドメンバー
一般財団法人丘のまちびえい活性化協会(ビジネス・イノベーション部門、美瑛町)♛特別賞(NOUHAKU賞)♛
農家に代わって畑の大切さを伝えるガイド(インタープリテーションガイド)の案内で、生産農家の畑をリアルに体感できる各種プログラムを実施。
景観と農と食を結びつける本物体験型プログラムを展開。観光マナー問題の解決に向け、農泊事業を通じ生産者と一体となって実施。
写真:麦刈り体験
株式会社イナゾ-ファーム(ビジネス・イノベーション部門、士別市)
唯一無二の商品を作るという気概で平成24年より6次産業化に取り組み、トマトジュースの製造を開始。「イナゾートマト」のネーミングで農家発ブランド商品として自ら販路開拓。
10年以上にわたり、毎年10人程の大学生を中心に、若者が農業・農村での暮らしに触れる体験機会(農業インターンシップ)を提供。
写真:農作物から加工品まで一気通貫ブランド戦略
恵庭かのな協同組合(ビジネス・イノベーション部門、恵庭市)
販売状況をリアルタイムで生産者に発信する欠品防止システムを導入し、顧客の満足度向上や農業者同士の連携を強化。
地場産にこだわる直売所として、農商工連携による商品開発や地域イベントでの販売・PR、また、保育園への食材提供等の行政と連携した食育推進活動を実施。
「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』」選定結果について
趣旨
農林水産省農村振興局は、「ディスカバー農山漁村の宝」(第9回選定)として応募のあった取り組みの中から、北海道独自の特徴ある優れた取組について、「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』として選定し、広く発信することにより他地域へ横展開を図ることとしました。
選定団体
受賞者名 | 応募部門 | 市町村 |
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ベジタブルワークス株式会社 | ビジネス・イノベーション | 真狩村 |
特定非営利活動法人ゆめみ~る | コミュニティ・地産地消 | 登別市 |
川上 徹 | 個人 | 芽室町 |