洞爺湖町財田地区

財田米の歴史的・風土的生産背景を次世代に伝え、都市部にPRする

活動団体

財田米ブランド強化推進委員会

活動地区・団体の概要

 洞爺湖町は、北海道南西部に位置する人口8,260人(※2021年11月30日現在)の町で、2006年3月27日に虻田町と洞爺村が合併し「洞爺湖町」となった。町の特色としては、洞爺湖と有珠山と噴火湾に囲まれた自然豊かな町であり、洞爺湖町を中心とする地域は気候が温暖なことから「北海道の湘南地方」と呼ばれ、交通の便も良く観光景観に恵まれていることから北海道有数の観光地となっている。
 町の基幹産業である農業は、野菜(根菜、果菜、葉菜類等)、畑作物、水稲、畜産と多彩で、クリーン農業にも取り組んでおり、JAとうや湖では全国に先駆け2009年にGLOBALG.A.Pを取得した。財田・川東地区では水稲や施設野菜を中心とした農業経営が展開されている。

活動地区・団体の現状と課題

 洞爺下台地区の農業に係る将来構想を協議する「洞爺下台地区を考える会」(2016年発足)をきっかけに、「財田・川東地域資源保全組合」(※多面的機能支払事業)、「財田・川東水利用組合」(※農地耕作条件改善事業)がそれぞれ設立され、現在まで財田・川東地区の特色である水稲農業経営が持続できるよう地域の農業者が主体的に基盤整備等に取り組んでいる。
 本地区は恵まれた土地条件、気象条件を活かし、品質の良い水稲生産を行っているが、生産者や直接販売している消費者の高齢化などから将来的な安定生産・販売が危惧されている。そのため、都市部を含めた消費者に向けたPR活動や、次世代の担い手を育むため地域の子供たちに財田米の歴史的・風土的生産背景を学んでもらう取組が必要となっている。

地域活性化に向けた展開方向・活動の目標

<イベントの開催等>
地元イベントにおける出展等、効果的なPR活動とプロモーションビデオの製作等
<地産地消の取組>
地元小学生等を対象とした食育活動の実施
<地域PR>
ホームページやパンフレット等活用した効果的な情報発信、地元女性に財田米に合う総菜等の調理研修会等
<販売促進>
のぼりやポスター、ステッカー等共通のPR素材活用による販売促進効果の向上、都市部での販売促進PR活動

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