通常の基盤整備(工事)の他に北海道として取り組んでいる内容について紹介します。
工事に関する取組み
反転均平工法
概要
反転均平工法とは、水田地域の整地工に関する工法の1つで、プラウとレベラーを使用して、反転耕起し整地を行います。
低コストかつほ場の土壌構造を傷めない、排水性に優れているといった特徴があります。
導入に適したほ場条件がありますが、北海道では平成10年から平成14年にかけて現地調査を経て確立され、現在も取り組まれています。
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集中管理孔
概要
用水路と暗渠排水上部を接続し、暗渠内部にかんがい用水を洗浄水として注入することにより、暗渠管内の清掃を容易とするシステムを【集中管理孔】と呼んでおり、主に北海道の農地整備事業で整備した水田地域に導入されています。
暗渠末部の水位調整型水閘を操作することにより、地下水位を上昇させて、作物の根群域に水分を供給する【地下かんがい】のシステムとしても利用が可能です。
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自動給水栓
概要
北海道の水田農業では、経営規模の拡大、担い手の減少や高齢化等が進んでおり、より効率的な営農が求められています。
このため、水管理にかかる労力の省力化などを目的に多機能型水田水管理省力化システム(自動給水栓)の導入を進めています。