北海道の果樹栽培については、江戸時代、享保年間(1716~1736)に市渡村(現在の大野町)でなしが植えられていたという記録が残っています。
その後、明治元年にドイツ人のガルトネルが、現在の七飯町に農場を開き、りんご、ぶどう、なしなどを植え付けました。
本格的な果樹栽培の導入は、明治6年、開拓使がアメリカから各種の果樹を導入して普及奨励に努めたことに始まります。
現在、全道各地でりんご、ぶどうをはじめとして様々な種類の果樹が栽培されています。北海道産の果実は、冷涼な気候のもとで栽培されているため、『農薬の使用量が少ない』、『果実の色が鮮やか』という特徴があります。また、もぎ取りや直売などの取組みも増えてきていますので、旬の北海道産の果実の味覚を楽しんでください。