地球温暖化とは 地球温暖化のメカニズム 現在の地球の平均気温は14℃前後です。これは、二酸化炭素や水蒸気などの「温室効果ガス」のはたらきによるものです。 もし、温室効果ガスが全く存在しなければ、地表面から放出された熱は地球の大気を素通りしてしまい、その場合の平均気温は-19℃になるといわれています。 このように、温室効果ガスは生物が生きていくために必要不可欠なものです。しかし、産業革命以降、人間は石油や石炭等の化石燃料を大量に燃やして使用することで、大気中への二酸化炭素の排出を急速に増加させてしまいました。このため、温室効果がこれまでよりも強くなり、地表面の温度が上昇しています。これを「地球温暖化」と呼んでいます。 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より 気候変動による観測結果 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により1988年に設立された国連の組織で、温暖化に関する最新知見をまとめ、製作決定者をはじめ、広く一般に利用してもらうことを任務として活動しています。 IPCCでは、これまで4回、温暖化の科学・影響・対策に関する評価報告書を公表しており、2007年に発表した最新の報告書(第4次評価報告書(AR4))では、「温暖化には疑う余地はない」と断定し、大気や海洋の世界平均温度の上昇、南極や北極の氷および山岳氷河などの広範囲にわたる減少、世界平均海面水位の上昇等が観測され、今や地球が温暖化していることは明らかとしてます。 ○世界平均気温の上昇 ○北極の年最小海氷面積時との比較 温暖化がもたらす深刻な将来影響 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より ■さらに詳しく知りたい方は →環境白書(環境省リンク) →地球温暖化の科学的知見(環境省リンク)