運輸業(乗合バス・貸切バス)の働き方改革の推進に向けて
乗合バスは、通勤、通学、買い物など日常生活に欠かせない移動手段であり、住民生活の利便性の向上やビジネス、観光といった交流人口を支える重要な役割を担っています。また、貸切バスは、本道の主要な産業である観光にとってなくてはならない存在です。
しかしながら、乗合バスや貸切バスの運転に必要な大型自動車第二種免許の保有者数は、最近10年間で約1万6千人(12.3%)も減少し、保有者の高齢化も進んでいる状況にあり、この先も、バス運転者の有資格者はさらに減少していくことが懸念されています。
今後ともバスの運行が円滑になされていくためには、乗合バス・貸切バスの事業者が働き方改革を通じて運転手の処遇を改善し、人員の確保に努めていくことが必要です。
このため道では、道内の運輸業(乗合バス・貸切バス)のうち、特に運転手について、事業者及び従業員を対象とした実態調査等を行い、就業環境や処遇の改善に向けた改善策を策定しました。