自動車整備科訓練状況をご紹介します。
10月
1年10月
1年生は10月10日と11日にかけてインターンシップに行ってきました。
画像はお世話になった9社のうちの1社で農業機械の総合商社です。普段触れることのない巨大な農作業機器に圧倒されながら、黙々と作業を遂行しているところです。
これから就職内定に向けて、会社訪問等でいろいろな会社にお世話になりながら1社に決めていきます。幅広く検討して自分に適した会社を見つけていってほしいです。
2年10月
2年生は前期の学科・実技試験も無事終わり、後期の訓練が始まっています。実習では実車からエンジンを脱着する作業を実施しています。この時期になると工具の使い方や構造への理解も進み、的確な作業ができるようになってきました。この調子で、就職後即戦力となれるよう残りの訓練に全力で取り組んでいって欲しいと思います。
8月・9月
● 1年生「8・9月」
1年生は9月27日に行われる前期末実技試験の対策で練習している様子です。
画像は電気装置に関する試験課題の一部を練習しているところで、自動車のエンジンを始動するためのモーターを試験して故障原因を究明するものです。テストリード線の接続箇所や点検手順を誤るとショートして煙が出たりするので危険がいっぱいです。慎重な作業が求められます。
在学中にたくさん失敗して整備士の卵としてどんどん成長していってほしいものです。
● 2年生「8・9月」
2年生は前期末実技試験を実施しました。1年生の時の試験に比べ難易度が上がっている試験に対し、全力で取り組む姿勢に成長を感じます。就職活動は順調に進んでおり、あともう一歩で全員内定の報告ができそうです。今後は2年生全員修了、そして2級整備士試験合格率100%を目指し、残りの半年間で着実に力を付けていけるよう学生・指導員一丸となって頑張っていきましょう!
7月
1年生「7月」
1年生は二日間にわたり、自動車整備振興会主催のEVアカデミーを受講しました。後方にボディーが写っていますが、「Pius(ピウス)」という36Vの電源で走行する2台の電気自動車を分解組立しました。グループ作業ですが、各自がばらばらで不安なスタートでしたが、「効率的な仕事の進め方」、「正しい工具類の使い方」等の講義を受け、統率のとれたグループ作業ができるようになりました。整備士として学ぶことが沢山ありますが、臆することなくどんどん吸収し成長していってほしいものです。
2年生「7月」
2年生は定期点検整備とテスターを使用した検査の実習を実施しています。自動車は決められた時期に定期的に点検を実施し、安全を確保するよう法律で決められています。乗用車では1年毎の点検に加え、2年毎の通称車検と言われる点検を行います。特にブレーキやステアリング装置、エンジン等について異常があると重大な事故に直結するため、慎重かつ正確な作業が求められます。訓練生には、この作業がお客様の命を左右するのだという意識を持って全力で習得して欲しいと思います。今年も暑い夏を迎え、厳しい環境の中で訓練に励んでいますが、体調に気を付けつつ、知識・技能を身に付けていって欲しいと思います。
6月
● 1年生「6月」
1年生はエンジンの分解組立実習が終わり、シャシの実習を行っています。動力源であるエンジンとマニュアルミッションの間にあるクラッチの点検整備を行います。現代では希少になりつつあるクラッチの整備ですが、しっかり構造を理解するまで訓練してもらいます。
円滑に発進できず苦戦する訓練生もいますが、運転が楽しいとのことで訓練生からはマニュアル車の人気が絶大で、その分楽しそうに訓練している様子がうかがえました。
● 2年生「6月」
2年生はオートマチックトランスミッションの整備、タイミングチェーンの脱着及びタイミングベルト交換実習を終え、今はホイールアライメントについての実習を行っています。自動車を安定して走行させるためには、4輪それぞれのタイヤの位置や角度が正しい方向に整列していなければなりません。それを測定・調整するのがホイールアライメント実習です。0.1mm単位の細かい数値まで測定できるテスターを使用し、測定・調整する技術を学んでいます。
就職活動については多くの企業から求人票を頂いており、半数以上の訓練生が内定を頂くなど順調に推移しています。これから暑い夏を迎えますが、体調に気をつけつつ企業に必要とされる人材を目指し全力で訓練に取り組んでいってもらいたいと思います。
4月・5月
1年生「4月・5月」
令和6年度の訓練がスタートし、今年も15人の新1年生が入学しました。学院の訓練も新型コロナ禍前に戻り、こんな画像(数名写っていませんが)も登場するようになりました。笑顔が絶えない仲のいいクラスでみんな楽しく学んでいます。2年後の修了・就職に向けしっかり目標を持って頑張っていって欲しいと思います。
2年生「4月・5月」
4月から新2年生になり、教材車を使用した実践的な実習が主体になっていきます。画像の教材車は後輪駆動で、オートマチックトランスミッションを脱着する実習を行っています。古い教材車両で長年の反復訓練により各部の痛みも進んでおり予期せぬトラブルも発生するため大変ではありますが、整備の醍醐味を味わうのには最適です。
この時期、おかげをもちまして順調に就職内定者が決まってきています。来春には全員が2級整備士に合格し就職できるよう日頃の訓練をしっかり頑張っていきます。
2月・3月
● 1年生「2・3月」
今年度の締めくくりとして期末試験の練習中です。この1年間で培った技術力を確かめる上でも重要な位置付けとなるため、各セクションに対する取り組みにも力が入ります。この結果を踏まえ、次年度に活かしてほしいと思います。就職活動も本格的に始まり、自分の進路に向けて最大限の努力を継続し、企業に選ばれる人材となれるように訓練に取り組んでほしいと思います。
● 2年生「2・3月」
2年間の最後の試験となる技能照査を実施し、これまで学んだ全教科の習得度合いを2日間に渡り確認しました。修了式を間近に控え訓練も最終段階を迎えており合格を目指した特訓を行っています。最後までしっかり訓練をやり遂げ、2級ガソリン、2級ジーゼルの2種目全員合格を果たし、明るい未来に向けて巣立っていってほしいと思います。
12月・1月
● 1年生「12月・1月」
12月初旬に外部から講師をお招きし、大型車の車軸やブレーキの分解組み立てなどを教わりました。見るものすべてが大きくて重く、スプリングの付け外しも一苦労でしたが、全員で協力しながら組み立てることができ有意義な講習になりました。これからは、就職に向けての活動も始まります。自分の就職先を見据えた取り組みをして欲しいと思います。
●2年生「12月・1月」
今はエンジンを脱着する実習を行っています。車から重量物のエンジンをトランスミッション付きで降ろさなければならないので、エンジンルーム内周辺を慎重に確認しながら作業を進める必要があります。上と下から安全を確認しながら降ろす訓練生の姿は真剣です。年が明け3月の国家試験に向けた取り組みも本格的に始まりました。自動車整備に就く以上資格の取得は必須条件です。自身のために全力を尽くしましょう。
11月
● 1年生「11月」
1年生は、時間講師でコマツ道東様から一日講習を実施して頂きました。訓練生は初めて近くで見る建設機械の大きさに驚きながら、乗用車とは違う構造や機能について熱心に学んでいました。建機の構造を知識として、又は今後の就職活動の参考にしてほしいと思います。
● 2年生「11月」
2年生は、板金塗装実習を行いました。普段行っている整備実習とまた違った作業にも興味を持ち取り組んでいます。バンパーを塗装する姿も真剣です。今後に向けてしっかりと習得して欲しいと思います。出来上がりが楽しみです。