道では、平成25年度(2013年度)から5年間を計画期間とした「北海道スポーツ推進計画」、引き続き平成30年度(2018年度)から5年間を計画期間とした「第2期北海道スポーツ推進計画」を策定し、本道スポーツの振興に取り組んできました。
これまで、道民の生活や社会経済活動へ打撃を与えた新型コロナウイルス感染症の発生や、東京・北京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催という大きな出来事を通じて、改めてスポーツの重要性やスポーツの持つ力を認識したところです。
本道は、豊かな自然環境を背景に、これまで国際舞台で活躍する選手を数多く輩出し、特にウィンタースポーツに強い北海道として、道内外に広く浸透しています。
しかし、現在、人口の減少、少子高齢化の進展等に伴い、将来、スポーツ参画人口の減少や、本道のスポーツ競技水準の低下などが懸念されています。
令和4年(2022年)3月、国において、スポーツ立国を目指す重要な指針となる計画として、「第3期スポーツ基本計画」が策定されるとともに、道では、本道の特性を生かし、スポーツを通じて健康で豊かな生活の形成と魅力ある人づくりや地域づくりを推進するとともに、将来にわたる持続可能な社会の実現に寄与することを目的として、「北海道スポーツ推進条例」が新たに公布・施行されました。
スポーツを取り巻く環境や社会状況が大きく変動していく中にあって、「スポーツの持つ力」を最大限活用し、「北海道の潜在力」を発揮しながら、本道のスポーツの推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、令和5年度(2023年度)から5年間を計画期間とする「第3期北海道スポーツ推進計画」を策定しました。今後、新たな計画のもと、官民連携組織である「北海道スポーツみらい会議」と連携するなどオール北海道で推進してまいります。
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■ 表紙・目次
第1章 第3期北海道スポーツ推進計画の策定に当たって
1 計画の趣旨
2 計画の位置づけ
3 計画の期間
4 推進体制
5 進捗管理
第2章 めざす姿と基本方針
1 スポーツを取り巻く環境
2 基本方針
3 めざす姿
第3章 今後5年間に総合的かつ計画的に取り組む施策
1 スポーツ参画人口の拡大とライフステージに応じたスポーツのあるくらしの充実
(1)様々なライフステージに応じたスポーツ活動の推進
(2)子どもの心身の健全な発達と体力向上のためのスポーツ機会の充実
(3)スポーツに親しむ環境の充実
(4)スポーツの観戦応援の気運の醸成
2 北海道ならではの特色を生かしたスポーツによる地域活性化と共生社会の実現
(1)北海道ならではの特色を生かしたスポーツによる地域活性化
(2)スポーツの成長産業化
(3)スポーツでつくる優しい共生社会
3 どさんこ選手の国際競技力の維持向上の促進
(1)競技力向上に向けたどさんこ選手の強化と指導者の充実
(2)世界に羽ばたく次世代アスリートのすそ野拡大と発掘育成
(3)地域間国際交流機会の拡大による競技力の向上
(4)ウィンタースポーツの振興と競技力向上
4 スポーツの安全安心の確保とささえる環境づくり
(1)スポーツの安全安心の確保
(2)スポーツボランティアの育成
(3)アスリートのセカンドキャリアの形成
5 オリンピックパラリンピック競技大会のスポーツレガシーの継承発展
■ 参考資料