◆ 自分の技量や、斜面、雪質、天候などの状況に応じてコースを選び、無理な滑りはしないようにしましょう。
◆ 滑り始めるときや、他のコースに合流するとき、斜面を横切るときには、周りをよく確認し、他の人の滑りを妨げないようにしましょう。追い越すときには、慎重に。
◆ ゲレンデの中央に立ち止まったり座り込んだりすることはやめましょう。立ち止まるときはゲレンデの端にいましょう。
◆ 標識や掲示、注意事項を守り、パトロールの指示に従いましょう。特に、滑走禁止区域への立ち入りは厳禁です。
◆ 風雪などで視界が不良のときは、無理をせず、スキー等を中止しましょう。
【スキー場区域外において】
近年、スキー場区域外で滑走するバックカントリーでの遭難事故が増えています。区域外は、スキー場による安全管理は行われておらず、滑走は自己責任が問われます。冬山登山と同様、各自が雪崩や遭難などの危険性を判断する知識や経験を身につけ、事故に遭わないための安全対策を講じる必要があります。
安全対策
★ 無理のない計画と『登山計画書』の提出を
登山技術、体力、経験に応じた山を選ぶとともに、無理のない計画を立て、登山計画書は家族や職場のほか、最寄りの警察署又は交番、駐在所に提出しましょう。北海道警察のホームページからメールで登山計画書を提出することもできます。
★ パーティーでの登山を
単独登山は行動中のアクシデントに対応できないことがあります。特に冬山はリスクが高いことから単独での登山を避け、経験豊富なリーダーのもとで、パーティーを組んでの登山に努めましょう。
★ 万全の装備と余裕のある食料などの準備を
装備の不備や食料の不足が生死につながることもあります。ビーコンやプローブ、ショベルなどの雪崩対策装備のほか、悪天候の条件下にも耐えられる防寒対策、非常時のツエルトやヘッドライト、予備の食料などを準備しましょう。
★ 通信機器の携行を
万が一の場合の連絡手段として、携帯電話などを携行するとともに、予備のバッテリーを携行しましょう。
★ 入山前に気象状況の確認を
入山前には、必ず気象情報を確認するとともに、冬山は天候が急変しやすいので絶えず気象の変化に気を配り、天候の悪化が予想されるときは中止しましょう。
★ 慎重な行動を
バックカントリースキーは大自然が相手です。雪崩や滑落、立木への衝突など、様々な危険が潜んでいるので、慎重な行動に心がけましょう。
冬山登山に関する講習会等の情報 …… 北海道山岳連盟のHPをご覧ください
冬山用の装備、登山計画書(登山届)… 北海道警察本部のHPをご覧ください
冬山における山岳遭難の防止 ………… 北海道総務部危機対策局危機対策課のHPをご覧ください