高山植物とは・・・
ふつうは標高が高く、涼しい山の上で生育する植物を高山植物と呼びますが、北海道では気温が低いため、平地や海岸の近くでも高山植物が見られます。
高山植物は風雪に耐えるために丈が低かったり、花が一斉に咲いたりするなどの特徴を持っています。
その姿は、山の峰々とともに、美しい自然の風景となっています。
北海道は貴重な高山植物の宝庫です。しかし、
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株ごと持ち出す盗掘
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登山の記念に「つい、ひと株」といった摘み取り
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登山道から外れて「うっかり、ひと踏み」
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ゴミのポイ捨て
といったことで、高山植物は数を減らしています。
また、休憩で腰を下ろす時には、草花を押しつぶしていないか、気配りをお願いします。
高山植物を折ったり、採ったりしないでください!
- 花を持ち去ることは、自然公園法や森林法等に違反する犯罪です。
- 自然公園や自然環境保全地域などでは、監視員や警察、民間の方々が盗掘防止パトロールをしています。
- 採取などが発見された場合は、検挙・書類送検されます。
- とるのは写真、持ち帰るのは思い出だけ。
高山植物はモラルとマナーを守って楽しみましょう。
北海道の高山植物保護対策
北海道では貴重な高山植物を盗掘から守り、将来に引き継ぐために、さまざまな取り組みをしています。
北海道がこれまでに実施してきた主な高山植物保護対策
- 自然保護監視員や民間団体による監視活動
- 高山植物盗掘防止キャンペーンの実施
- 北海道警察、地元関係機関、民間団体等と連携した監視パトロール
- パンフレット「山岳環境を守るために」の配布
- 北海道生物の多様性の保全等に関する条例の制定