柔軟仕上げ剤などの人工香料を用いた製品のにおいに関する苦情・相談が寄せられています
2000年代後半から香りの強い海外製の柔軟仕上げ剤がブームになったことをきっかけに、芳香性を工夫した商品の品ぞろえが増え、現在は、消費者が香りの強さや種類を選択できるよう様々な商品が販売されていますが、一方で、そのにおいを不快に感じる人や体調を崩す人もいます。
道立消費生活センターに寄せられている主な相談事例
人工香料を用いた製品のにおいについては、こんな相談が寄せられています。
【事例1】 |
消費者へのお願い
あなたにとってよい香りでも、他の人にはつらいかもしれません。
自分にとって快適なにおいでも、他人は不快に感じ、中には体調を崩すという申し出もあることを認識しましょう。
柔軟仕上げ剤を選ぶ際には、商品パッケージ等に記載されている「香りの強さの目安」を参考にしましょう。
消費者庁をはじめ、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省の連名で、ポスターによる呼びかけを行っています。
適宜、印刷するなどしてご活用ください。
関連情報
国民生活センター 「柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供」
国民生活センターでは、柔軟仕上げ剤のにおいに関する相談件数が増加傾向にあるとして、2013年に情報提供を行い、その後も毎年一定程度の相談が寄せられているとして、2020年にさらなる情報提供を行っています(2020年の情報提供にリンクしています)。
日本石鹸洗剤工業会 「柔軟仕上げ剤の香りに関して」
日本石鹸洗剤工業会では、製品の香りについての情報や周囲へ配慮を促す啓発活動をすすめています。
同会では、平成13年から柔軟仕上げ剤の品質表示自主基準を設けていますが、平成30年に、香りの感じ方に個人差があるため周囲の方にも配慮して使用してもらうための注意喚起を自主基準に追加する改訂を行っています。
北海道保健福祉部地域保健課 「シックハウス症候群・化学物質過敏症について」
こちらもご参照ください。