令和6年(2024年)9月末の特殊詐欺事件発生状況

令和6年(2024年) 特殊詐欺事件発生状況

特殊詐欺の認知件数と被害総額(令和6年9月末)

※令和6年(2024年)1月より、SNS型投資詐欺が別データとなりました。

認知件数(単位:件)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月312▲9
2月58
▲3
3月611▲5
4月719▲12
5月17107
6月20812
7月18171
8月20191
9月23158
   
累計1191190
 
年間合計(1~12月)160
被害総額(単位:円)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月1,528,21340,757,671▲39,229,458
2月6,641,91211,794,650▲5,152,738
3月17,301,25625,530,220▲8,228,964
4月28,643,32826,159,8682,483,460
5月84,067,47233,230,29550,837,177
6月55,105,41110,393,11044,712,301
7月29,540,71873,198,016▲43,657,298
8月122,397,45633,889,30088.508,156
9月66,730,91621,175,15045,555,766
   
累計411,956,682276,128,280135,828,402
 
年間合計(1~12月)570,407,179

令和6年9月中に認知した主な事件

(1)総務省をかたるオレオレ詐欺による高額被害

 札幌市居住の70代女性の携帯電話に、総務省職員をかたる男から「不正に携帯電話が契約されている。原宿署の人に被害届を出したいと言ってください。」などと電話を受け、SNSでの連絡を指示された。
 その後、原宿署の警察官をかたる男から「詐欺で得たお金が口座に流れている可能性がある。指紋などを確認するのでお金を送って欲しい。」「道警、銀行、配送業者には内通者がいるので言わないでください。」などと言われ、犯人から指示された住所地に3回にわたって宅配便で現金を送付し、合計2,350万円をだまし取られた。

(2)副業名目の架空料金請求詐欺

 旭川市居住の50代男性は、副業関連のウェブサイトを閲覧中に表示された、「副業開始の手続きをするのであれば申請してください。」と書かれたポップアップをクリックしたところ、女性を名乗る者とSNSでのやり取りが開始された。
 同女性を名乗る者から、「YouTubeで動画を視聴し、その動画をスクリーンショットした画像をLINEで送る」という仕事を紹介されて実行したところ、実際に数百円の収入があったことで信用してしまい、その後、高額タスクと称して、犯人から指定された個人名義口座への振込を指示され、指示されるがままに複数回の振り込みを行い、現金約20万円をだまし取られた。

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。
 ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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