令和6年(2024年)6月末のSNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

令和6年(2024年) SNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数と被害総額(令和6年6月末)

認知件数(単位:件)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月734
2月   1459
3月21318
4月16313
5月853
6月19514
 
累計852461
 
年間合計(1~12月)55
被害総額(単位:円)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月142,161,81630,755,601111,406,215
2月    214,506,35940,402,236174,104,123
3月296,499,52854,704,749241,794,779
4月384,239,814142,751,239241,488,575
5月21,744,30546,614,032▲24,869,727
6月389,527,98613,496,967376,031,019
 
累計1,448,679,808328,724,8241,119,954,984
 
年間合計(1~12月)728,251,408

令和6年6月中に認知した主な事件

(1)SNS型投資詐欺による高額被害

 被害者(50代男性)は、SNS上の投資に関する広告をクリックし、個人情報を入力したところ、投資に関する書籍を郵送され、同書籍の執筆家を装う者と知り合い、投資の指導を受けることとなった。
 同犯人から投資と称して個人名義又は法人名義口座への振り込みを行い、指定されたサイト内では利益が出ているように表示され、その後も指示されるがままに12回の振り込みを行い、合計2,400万円をだまし取られた。

(2)SNS型ロマンス詐欺による高額被害

 被害者(60代女性)は、SNSで海外のアイドルグループメンバーを名のる男と知り合い、毎日連絡を取り合うことで親密な関係となった。
 その後、犯人から、「曲を作るためにお金が必要」「あなたに会うための飛行機代が必要」「交通事故にあって手術代が必要」などとうそを言われ、購入した電子マネーの番号を教えたり、指定された口座に振り込みを行うなどして、合計約2,100万円をだまし取られた。

被害防止のポイント

(1) 現在、ネットやSNSには、投資の詐欺広告が多数存在します。
    投資詐欺は、そのような広告を端緒に、LINE、Facebook、インスタグラム、Xなどの各
   種SNS、マッチングアプリなどで知り合った見知らぬ者からLINEなどのSNSグループ
   チャットに招待されます。
    SNSにおいて、投資関連の詐欺グループチャットは多数存在しますので、見知らぬ者から
   投資を勧められた際には詐欺の可能性が高いということを忘れないでください!
(2) 被害に遭っている方のうち、複数回の振込みでは、毎回違う口座(個人名義や法人名義)を
   犯人から指定されています。
    投資で個人口座への振込や毎回違う口座への振込は詐欺と考え、警察に相談してください!
(3) 被害防止のための着眼点
   ① SNSやウェブサイトには、著名人をかたる投資の詐欺広告があります!
   ② 振込先に個人名義を指定されたときには詐欺の可能性が高いこと及び法人名義のときに
    ついても、当該法人が金融庁の登録業者であるか否かを確認すること。
   ③ 「投資で絶対に儲かる」などうまい話はないです!
   ④ 見知らぬ者から投資を勧められたときは、相手の話を鵜呑みにせず、まずは「警察相談
    専用電話#9110」に相談してください!

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

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