令和6年(2024年)3月末のSNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

令和6年(2024年) SNS型投資・ロマンス詐欺事件発生状況

SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数と被害総額(令和6年3月末)

認知件数(単位:件)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月734
2月   1459
3月21318
 
累計421131
 
年間合計(1~12月)55
被害総額(単位:円)
令和6年(2024年)令和5年(2023年)増減
1月142,161,81630,755,601111,406,215
2月    214,506,35940,402,236174,104,123
3月296,499,52854,704,749241,794,779
 
累計653,167,703125,862,586527,305,117
 
年間合計(1~12月)728,251,408

令和6年3月中に認知した主な事件

(1)SNS型投資詐欺による高額被害

 被害者がスマートフォンでウェブサイトを閲覧中、表示された投資関連広告を タップしたところ見知らぬ者のSNSアカウントが友達登録され、以後、チャッ トでのやりとりが始まった。 後日、チャットをしていた者からSNSグループの招待を受け入会すると、同グループ内の経済アナリストのアシスタントを名乗る者が投資関連情報を送信し、その他大勢の者が「儲かった。」などの成功体験を送信している状況であった。
 その後、アシスタントから「金」や「原油取引」への投資名目で個人や法人名義口座への振込を指示され、6回にわたり合計3,800万円をだまし取られた。

(2)SNS型ロマンス詐欺未遂

 被害者は、SNS上で外国籍をかたる異性と知り合い、チャットのやり取りを続けていたところ、「愛している。」などの甘言により恋愛感情を抱き「国連の仕事で救助活動に行く間、安全に保管していただけるようゴールドを送りた い。」などと言われ住所、氏名などを教えた。
 その後、「ゴールドを配達するために盗難保険の保険料がかかる。」などと指定口座への振込を指示されたが、被害者はこれまでの一連のやり取りを不信に思い振り込むことなく詐欺被害を免れた。

被害防止のポイント

(1) 現在、ネットやSNSには、投資の詐欺広告が多数存在します。
    投資詐欺は、そのような広告を端緒に、LINE、Facebook、インスタグラム、Xなどの各
   種SNS、マッチングアプリなどで知り合った見知らぬ者からLINEなどのSNSグループ
   チャットに招待されます。
    SNSにおいて、投資関連の詐欺グループチャットは多数存在しますので、見知らぬ者から
   投資を勧められた際には詐欺の可能性が高いということを忘れないでください!
(2) 被害に遭っている方のうち、複数回の振込みでは、毎回違う口座(個人名義や法人名義)を
   犯人から指定されています。
    投資で個人口座への振込や毎回違う口座への振込は詐欺と考え、警察に相談してください!
(3) 被害防止のための着眼点
   ① SNSやウェブサイトには、著名人をかたる投資の詐欺広告があります!
   ② 振込先に個人名義を指定されたときには詐欺の可能性が高いこと及び法人名義のときに
    ついても、当該法人が金融庁の登録業者であるか否かを確認すること。
   ③ 「投資で絶対に儲かる」などうまい話はないです!
   ④ 見知らぬ者から投資を勧められたときは、相手の話を鵜呑みにせず、まずは「警察相談
    専用電話#9110」に相談してください!

「自分は大丈夫」の思い込みを捨てることが、詐欺被害防止の基本です。詐欺電話が来たら警察相談ダイヤル #9110 にご相談ください。

詳細は、北海道警察のホームページをご覧ください(下記リンク先)。

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